内覧会★同行ブログ 【仕様という言葉を鵜呑みにするな】
【467時限目】 新築マンション内覧会同行 アーキスケット 出口
マンション内覧会同行検査でバルコニーに出てみると、
バルコニー戸境い壁から20cmくらいの位置の外壁に、
15cmΦのベントキャップというフード型の金物が取り付いています。
このベントキャップは、
キッチンレンジフードからの排気口。
ということは、
さんまを焼いた煙やら、ステーキを焼いた煙やらが
このベントキャップから出てくるということです。
ベントキャップの下側にある羽の向きを確認すると、
”ハの字”の形状。
これでは、バルコニー戸境い壁の1年後は真っ黒になるのが目に見えます。
立ち会っている施工会社担当者に、
「このベントキャップのハネは、”ハの字”に開いていますね。
これではバルコニー戸境いの壁が真っ黒になってしまいますね。」
「そうですね。」
「こういった壁際に取り付けるベントキャップは、
通常、排気の方向を片側にするハネ形状のタイプを使用するんじゃないですか?」
「内覧会場で上司に確認します。。。」
で、内覧会場。
内覧会シートの指摘事項の読み合わせ。
確認会の日程調整。
内覧会シートにマンション購入者のサイン。
でも、ベントキャップの説明には来てくれません。
すると内覧レディーが、
「確認が長引いているようですので、
先に取り扱い説明書の確認をさせていただきます。」
と、分厚いファイルを取り出し、
40冊近い取り扱い説明書をひとつひとつ説明。
それが終わっても、
まだ、ベントキャップの説明には来てくれません。
「まだ、確認が長引いているようですので、
先に共用部分の説明に行きましょう。」
「いいえ、説明を聞くのを先にしましょう。」
すると、マンション内覧会同行ご依頼者が、
「コーヒーをもう一杯もらえますか?」
この程度の回答をするのに、何十分待たされるのだろう。。。。
で、ようやく2杯目のコーヒーを飲み終える頃、
施工責任者が登場。
「ベントキャップは下向きタイプを使っているので壁を汚すことはありません!」
この人解っていない!
「ハネがハの字になっている下向きタイプを使っているから、
壁を汚すことになると言っているんです。」
「こういう仕様ですから。」
黄門様の印籠のように、
”こういう仕様だから”と言えば、何も言えなくなると思っているのだろうか?
「では、その仕様を見せてください。」
「・・・・」
「そんなことは、設計図にも仕様書にも掲載されていないでしょう。」
「ハイ。。。」
「でも、売主が作っている自社の標準仕様書に記載があるかもしれません。」
「・・・・」
施工会社の一個人あるいは現場の人間だけの知識・実力だけで、
マンションの品質が変わって良いものではありません。
また、ミスをした場合、隠蔽されることだって考えられます。
ということで、
「施工会社の一担当者の回答ではなく、
売主にこの件を伝え、
売主の標準仕様書を確認したうえで、
確認会のときに
売主から回答をしてください!」
仮に売主の標準仕様書に記載がなくても、
こんなことは、マンションを造るうえでの常識(?)です。
このマンション。
売主は、日本を代表するデベロッパー。
施工は、マンション建設ではNO1のゼネコン。
これまで、同じ売主、同じゼネコンのマンションを
数多く内覧会同行してきましたが、
ベントキャップは、常識ある選定をしていましたよ!