【16時限目】 author アーキスケット 出口
今、都会では、
住居空間が天高い場所に居場所を求め、
タワーマンションの建設ラッシュが続いています。
これは、土地の有効活用からというものではなく、
建設技術を競い合っているかのようです。
確かに、コンクリート技術などの建設技術が格段の進歩を遂げ、
50階以上のマンションの建設が可能となりました。
そして、デベロッパーは『タワーマンション』を売り文句として
販売戦略を練り、マンション購入予定者を誘導しています。
マンション購入予定者にとっても、
『タワーマンション』と言えば何かステータスが感じられ、
景色が良いということから憧れのひとつでもあります。
しかし、一方でタワーマンションの宿命であるデメリットがあります。
■中高層マンションに比べ割高である。
躯体のPC化、防災設備、大掛かりな仮設などの理由により、
10万円?20万円/坪 程度工事費が高い。
■外壁や隣戸境の壁がコンクリートではない為、遮音性が問題となる可能性 がある。
工期を短くする為、外壁にはALC、
隣戸境の壁には耐火遮音間仕切りボードが採用されることが多く、
コンクリート壁と比べ遮音性に劣る。
■方位が南向きとは限らない。
タワーマンションでは、
設計上どうしても全戸を南向きにすることが出来ず、
EVホールや階段室は北側に配置するにしても、
西向きや東向きの住戸配置は避けられない。
■防災設備や立体機械駐車設備など大きなメンテナンス費用を要する。
メンテナンス費用が大きいということは、
今後支払い続ける管理費や修繕積立金が大きい。
マンション購入する場合、
どうしてもデベロッパーの売り文句である良い面ばかりが目に留まり、
心が揺り動かされますが、
悪い面を見抜く知識も必要となります。
マンション購入を決定する場合、
悪い面を知ったうえで購入したのと、知らないで購入したのでは、
後悔の度合いが大きく異なってくるのです。
次回は、【インターネットに飛び交う内覧会評価】を予定しています。
それでは、次回をお楽しみに・・・・・・・お疲れ様でした。