【18時限目】 author アーキスケット 出口
マンション購入された方の中には、
「どうして修繕積立金を毎月毎月支払わなくてはいけないの?」と
思っている方も多いのではないでしょうか。
修繕積立金が何故必要なのかと言うと、
『マンションに住む方々にとって、マンション建物の持つ居住性を保ち、
また、社会的資産としての価値を保持しながら快適に生活をしていくため。』のものなのです。
そうです、皆さんの為のものなのです。
ここで質問です。
「毎月の修繕積立金が1万円だったとしたら、
あなたは、高いと思いますか?、安いと思いますか?」
マンション購入する時、
デベロッパーから手渡されるパンフレットには、
修繕積立金が1万円前後の額が記載されていると思います。
(注:部屋の広さやマンションの設備や構造によって金額の幅はあります。)
そして、マンションのローンの返済が窮々な購入者にとっては、
とてつもなく高い金額であると感じられることでしょう。
しかし、1万円の修繕積立金では、
「ぜーんぜん、不足である。」と言って良いでしょう。
ここで、デベロッパーから渡される修繕積立金計画をよーく見て下さい。
10年後には、2万円。20年後には4万円。
そして、12年後、20年後、24年後、30年後に、
(修繕周期により大きな工事費を要する年)
一時金が数十万円支払う様な内容になっていませんか?
デベロッパーは、マンションを買ってもらい易くするために、
初期の修繕積立金の設定を安く設定しています。
(パンフレットでは、初期の修繕積立金しか記載されていない。)
すなわち、販売戦略上、デメリットの先送りをしているのです。
しかし、結局のところ1所帯当り新築後30年間に必要な修繕積立金は、
莫大な費用になります。
(各デベロッパーで算出方法は異なりますが、標準的な修繕積立金は、
財団法人マンション管理センターの
『マンションの修繕積立金算出マニュアル』を参考として算出できます。)
そして、本来はその修繕積立金の合計を平準化し、
それを月額にすることが望ましいとされています。
人間、はじめに支払っている金額をあとで増額されることになると、
なかなか応じられなくなり、
区分所有者の合意(過半数)が得られにくくなります。
しかし、この問題を放置すると、
30年後には、マンションが廃墟となっているかもしれません。
修繕積立金は、皆さん(マンション管理組合)の貯金です。
決して他人のお金になるものではありません。
是非、早い段階で修繕積立金の見直しをされることをお薦めします。
次回は、【建築士資格は、足の裏に付いたご飯粒?】を予定しています。
それでは、次回をお楽しみに・・・・・・・お疲れ様でした。