【19時限目】 author アーキスケット 出口
まだ、資格を取れなかった頃、
先輩に、『建築士資格は、足の裏に付いたご飯粒みたいなものだよ。』
とよく言われたものです。
それって何のことを言っているの?とお思いの方も多くいるかと思います。
そのこころは、
『取っても取らなくても、あまり影響無いけど、
取らないと気持ちが悪い。』ということです。
ご飯粒が足の裏に付いていても歩くのには影響しませんよね?
そして、確かに建築士資格を取った以後も業務が変わるわけでもないし、
給料も上がりませんでした。(中には、資格給のある会社もありまが・・・・)
一連の耐震偽装問題でお気づきだと思いますが、
実務において資格を持っていない者が作業を行っている場合が多々あります。
(本来、一級建築士が行うべきマンション構造設計に、
二級建築士さんがテレビに出てましたね!)
しかし、設計図面には一級建築士の印鑑が押され、
その人の名で設計を行ったことになっています。
変な話ですよね!
本来、『建築士法』では、
鉄筋コンクリート造や鉄骨造のマンションであれば、
「延べ床面積が300?、高さが13m叉は軒の高さが9mを超えるもの」
「延べ床面積が1000?を超え、且つ、階数が2以上」
であれば、1級建築士しか設計叉は工事監理が出来ません。
また、工事をしている現場の監督さんも、
所長(現場代理人)と言われる一番偉い(?)人が、
建築士か建築施工管理技士の資格を持っていれば良く、
実際に現場で職人さんを指導している中堅あるいは若手社員が、
必ずしも資格を持っているとは限りません。
余談となりますが、資格試験の合格率は以下のとおりです。
一級建築士 10%程度
一級建築施工管理技士 15%程度
資格を持っていない人でも優秀な技術者(?)はたくさんいます。
でも、本当に建築の技術者と言えるのでしょうか?
あくまでも、補佐役ということになります。
優秀な人なら、
早く、『資格という土俵』に上がって勝負してもらいたいものです。
次回は、【建築材料で一番高価なものって何?】 を予定しています。
それでは、次回をお楽しみに・・・・・・・お疲れ様でした。