【20時限目】 author アーキスケット 出口
今回の講義は、
”なぞなぞ遊び”として軽い気持ちで受講してください。
皆さん、
「この世で一番高価なものって何?」って聞かれたら、
何と答えますか?
「ダイヤモンド」と答える人、
「有名な絵画」と答える人など様々な解答が出てくると思います。
それでは、
「建物に一般的に使用される材料で、一番高価なものは何でしょう?」
「石」じゃないの?
「いやいや銘木だよ!」
「うーん、鉄の相場が上がってきているから鉄筋かな??」
などなどの解答が予想されます。
しかし、不正解です。
実は、質問の仕方が悪いので正解者が出ないのです。
それでは、改めて質問です。
「建物に使用される材料で、1ton当り一番高価なものは何でしょう?」
さーて、皆さん正解できるでしょうか?
ここでミソなのは、”1ton当り”ということです。
一般的に、建築見積書では、
「メーター当り」、「平米当り」、「立米当り」、「ton当り」、「ヵ所当り」、「一式」など、
材料によって異なった単位が使用されます。
それを、1ton当りで考えると、思いもよらない材料が高価なものとなります。
すなわち、「軽いものが高い。」ということになります。
1ton当りの材料費の目安
コンクリート : 5,000円/ton程度
鉄筋 : 70,000円/ton程度
石 : 400,000円/ton程度
木 : 1,000,000円/ton程度
ウレタンフォーム : 2,000,000円/ton程度
※ウレタンフォーム:外壁コンクリートの内側に吹付けられる断熱材
皆さん、色々な角度から物事を見るというのも楽しいですよ!
新たな発見ができるかもしれません。
補習講義
建築見積書のチェックをしていると、時々不可解な単位のものを見かけます。
例) 木工事金額 = 単価 × 建物延べ床面積
木工事と建物延べ床面積は、直接的には関係ありません。
見積を提出する側は、過去の実績(歩掛)で提出しているのでしょうが、
これでは、その建物に木工事がどの程度使用されるかで、
単価が大きく異なり、チェックすることが出来ません。
建築主の方は、『単価』だけではなく、
『単位』にも十分注意して建築見積書をチェックする必要があります。
次回は、【マンションから見える景観 VS マンションの見える景観】
を予定しています。
それでは、次回をお楽しみに・・・・・・・お疲れ様でした。