【27時限目】 author アーキスケット 出口
出張帰りの電車の中で、せっかくだからと思い立ち、
古い友人に
「仕事で近くまで来ているからお茶でもしない?」とメールしてみました。
友人も仕事がちょうど終わったとのことで、
「せっかくだから家で酒でも飲もう!」と誘ってくれました。
久しぶりに友人の家族(ご両親、奥さん、子供達)に再会です。
「今、オジサン(私)は会社を辞めて社長してるんだ。」と
自分でデザインした自慢の名刺を子供達に渡すと、
「オジサン、一級建築士なんだ。カッコイイ!
でも、マンション管理士って何?どんな仕事が出来るの?」の一言。
『う?ん、何が出来る?・・・・・・』とチョット考え込む私。
マンション管理士という資格が、
まだまだ世間に認知されていないのは承知していましたが、
「何が出来る?」の問いに、
「”マンション管理士”って名乗れるだけ。」の回答ではカッコ悪過ぎです。
マンション管理士とは、『名称独占』の資格であって、
『業務独占』の資格ではありません。
注) 名称独占 : □□□士と名乗って良い。
(マンション管理士、中小企業診断士等)
業務独占 : 資格を持っていないと特定の業務が出来ない。
(建築士、弁護士、医師等)
それでは、マンション管理士の仕事とは一体何でしょう?
一言で言うと、マンション管理組合へのコンサルティング業務です。
□管理規約・使用細則の策定・改定のアドバイス
□長期修繕計画の策定・見直しのアドバイス
□管理費の見直しのアドバイス
□修繕積立金等の運用アドバイス
□区分所有者間のトラブル解決のアドバイス
等々です。
しかし、これらに必要な知識は実に多岐に渡るため、
マンション管理士だからといって全てが得意分野であるとは限りません。
本来、これらの業務は、宅地建物取引主任者・管理業務主任者・建築士・
ファイナンシャルプランナー・司法書士・行政書士などの資格者が、
専門的に扱っている分野です。
ということで、マンション管理士一人では、とても全てに太刀打ち出来ず、
結局、これら専門の資格者と連携をとりながら、
管理組合の問題解決の為にコーディネートする役割となります。
まだまだ認知されていないマンション管理士。
そして、まだまだ活躍の場が無いマンション管理士。
せっかく創設された「難関と言われる(?)国家資格」なのです。
資格取得者が”食いっぱぐれ”が無いよう、
国も、『資格者の保護・育成の義務』があります。
何卒、よろしくお願いします。
次回は、【気になりませんか?お隣から聞こえる夜の物音】を
予定しています。
それでは、次回をお楽しみに・・・・・・・お疲れ様でした。