【5時限目】 住宅検査 アーキスケット 出口
今回は、コンクリートについてお話したいと思います。
皆さん、どうして建物のコンクリートが多く使われるか知っていますか?
「建物の強度を確保できる。」、「様々な建物形状を造り易い。」などなど、
理由がありますが、一番の理由は、
『材料費が何と言っても安い!』ということです。
地域により価格は少し異なりますが、
1立方メートルあたり9000円から12000円程度です。
建物の構造体として使用できるもので、この価格のものはありません。
ちなみに鉄の材料は、70000から80000円程度です。
ここからは、本題ですが、
マンションのパンフレットなどに、
「100年コンクリート」、「高強度コンクリート」などの謳い文句が
掲載され今どきでは当たり前のようになっています。
中低層マンションなどでは、高強度コンクリートである必要が
必ずしもなく、経済設計がされるべきです。
コンクリートで一番大事なことは、
パンフレットの謳い文句ではなく、
工事において、型枠と呼ばれる箱に「隙間や空隙が無いように
一生懸命にコンクリートが流し込まれること」なのです。
いくら、良いコンクリート材料であっても、
隙間や空隙があれば、当然のことですが
必要な強度が確保できません。
コンクリートがむき出しの仕上げとなっている部分で、
「かみなりおこし」みたいなものを見たことがありませんか?
これが、建築も専門用語でいう「ジャンカ」と呼ばれるものです。
その他にコンクリートの欠陥としては、
「コールドジョイント」、「気泡」などといったものがあります。
説明は省略させていただきますが、
建物を見るときは、仕上げの出来映えだけを見るのではなく、
「意匠的にコンクリートムキ出し」となっている部分
(例)UB天井点検口の中、ゴミ置場、駐車場などを見ることによって、
その建物を造っているゼネコンの管理の良し悪しが判断できます。
次回は、【敷金トラブル 個人家主に気をつけろ!】
を予定しています。
次回をお楽しみに・・・・・・お疲れ様でした。