【49時限目】 author アーキスケット 出口
露シーズン真っ只中!
ジメジメして本当に嫌な季節ですね。
このシーズンは、建物にとっても良くないシーズンです。
そう、結露・カビが発生しやすい季節なのです。
ある保育所から、
「子供達のお昼寝で使用する和室の畳にカビが発生して困っています。」
との欠陥住宅の相談がありました。
その部屋に入ってみると、
部屋の空気がジトーとしており、淀んでいます。
そして床の畳は一面カビが発生しています。
もしかして欠陥住宅???・・・・
部屋は北面に配置されており、
窓はあるのですが、
「窓の開け閉めは行っていますか?」と質問すると、
「窓を開けると、お隣の窓が真向かいにあるのでほとんど開けません。」とのこと。
「この給気口は『閉』にしてありますが、『開』にしないのですか?』と質問すると、
「知りませんでした。」とのこと。
これでは、カビに発生して下さいと言っているようなものです。
必ずしも欠陥住宅ということではありません。
ここで、どうして結露・カビが発生するのでしょうか?
先ず、結露についてですが、
■部屋の外と中で温度差が大きい
■部屋の中の湿度が高い
■部屋の中の空気の循環がない
といったことが発生要因となります。
日本古来の建物は、
外部に対して開放的だったのですが、
最近のマンションは一戸建ては、
騒音問題や熱効率などを重視して気密性が高く、
結露が発生しやすい構造となっています。
次にカビについてですが、
■カビの発生しやすい温度帯であること
■多湿であること
■栄養となるものが存在すること
といったことが発生要因となります。
保育所のケースでは、
■部屋が北面にあり、外部との温度差が大きかったこと
■部屋の換気が十分でなく、多湿であったこと
■畳がカビの栄養源となったこと
などの理由で、カビが発生したと考えられます。
結露やカビを防ぐには、
『元から絶たなきゃダメ!』
ということで、
『十分な換気と除湿が重要!』なのです。
「私の家は、24時間換気だから大丈夫!」
などと油断していると、
押入の中、あまり使用しない部屋、お風呂場にカビが発生してしまいますよ!
そして、何でもかんでも、欠陥住宅と判断してはダメですよ!
次回は、【マンション販売営業マンの軽率な口約束】を予定しています。
それでは、次回をお楽しみに・・・・・・・お疲れ様でした。