【6時限目】 author アーキスケット 出口
敷金返還トラブルが今だ後を絶ちません。
一体、何故でしょうか?
平成10年に敷金返還トラブルを解決するために、
『原状回復の係るガイドライン』がとりまとめられました。
また、平成16年に、『東京における住宅の賃貸借に係る紛争の
防止に関する条例』が施行されました。
しかし、これらが借り手である皆さんに普及していないことが
最大の原因です。
大手、仲介業者でさえ、それをよいことに、
未だに特約で借主の不利な条項を入れているくらいです。
それこそ、個人家主は、借主がこれらのガイドラインや条例を
知らないことをいいことに、不当な原状回復に関する請求をしている
ケースが多々あります。
『請求してお金を貰えれば儲けもの』という考え方です。
大手、仲介業者に対しては、『その請求は不当だ』と言えば、
取下げるようになってきましたが、
個人家主は、依然、なんだかんだと言って、お金を取り立てようと
します。『ガイドラインではこうなっていますよ』といくら説明しても
聞く耳を持ちません。
個人家主も生活がかかっているので必死です。
この敷金返還問題の解決方法の本質は、
早く、貸し手および借り手にガイドラインの考え方が普及し、
貸し手の側で考えるならば、次の借り手を入居させるための
最低限要する原状回復費を家賃に組み込むことだと考えています。
『家賃を高くすれば、借り手が見つからない』と言われそうですが、
このガイドラインによって、そうせざるを得ないということを
早く理解してもらいたいものです。
次回は、【追加工事請求書のヒミツを教えます。】を予定しています。
では、次回をお楽しみに・・・・・・お疲れ様でした。