【74時限目】 author アーキスケット 出口
地下RC造1階、地上木造2階の住宅です。
会社経営をしている建築主から第三者監理住宅検査の依頼があり、
施工する住宅メーカーとの顔合わせがありました。
建築主の事務所で、
オイシーイ、コーヒーを飲み、図面を見ながら待っていると、
ピンオーンとチャイムが鳴り、住宅メーカー担当者の登場です。
「はじめまして、第三者監理住宅検査を依頼されたアーキスケットです。」
「はじめまして、住宅メーカー支店長の△△です。
現場担当者には第三者監理住宅検査の件を言ってありますので、
厳しい目で検査・指導をお願いします。」
顔合わせが終わり住宅メーカー担当者が帰ると、
建築主が申し訳なさそうな顔で、
「色々変更したら、
想像以上の額の追加見積で予算が足らなくなったので、
第三者監理住宅検査の回数を減らしたいのですが・・・・」
「それは、構いませんよ!それにしても、この見積書は割高ですね!(もったいない)」
数日後、
第1回目の第三者監理住宅検査として、地下コンクリート造部分と木軸の上棟時検査。
すると、
・コンクリート打放し仕上げの部屋の壁から漏水を発見!
・コールドジョイント、ジャンカなどなどの不具合発見!
・外壁構造用ベニヤ取付釘ピッチの不足およびめり込みを多数発見!
・接合金物の不足発見!
・根太材および縦枠の本数不足を数箇所発見!
などなど
また、数日後、
第2回目の第三者監理住宅検査として、防水完了時検査。
すると、
・外壁防水紙の重ね不足および破れ多数発見!
・設備スリーブ廻りのコーキング不良多数発見!
・2階天井裏全面の断熱材敷き込み忘れ発見!
などなど
これらの第三者監理住宅検査の報告書を作成し建築主に説明すると、
「こんなにいっぱい欠陥があるなんて・・・・・
住宅メーカーの担当者は会う度に、
『第三者監理住宅検査なんてもったいない!』って言ってましたよ。
これじゃー、第三者監理住宅検査の回数を減らす方がもったいないですよね!」
「そう思っていただければ良かったです!」