【82時限目】 author アーキスケット 出口
「今日はお天気が良くて、よかったですねー!」
と、一戸建て住宅の内覧会立会いの依頼者と会話をしながら、
目的地に着くと、
売主の住宅販売会社の担当者が5名と、
施工会社の担当者が2名が、
「今日は、ヨロシクお願いします。」とご挨拶。
『それにしても、どうして一戸建て住宅の内覧会では、
いつも販売側の立会い者が多いのだろうか?』
と不思議に思いつつ、
総勢10名が、一戸建て住宅の中へ。
リビングに入ると、
20畳程の広さで、1階・2階・屋根裏と吹き抜けで、
天井までは、8mもあろうかという大空間です。
『何と広々としたリビングだろう!』
しかも、吹き抜けの上部に設けられた”明り採り窓”から
日が燦燦と入り込み、とても明るく雰囲気が良いのです。
上を見上げると、
斜め天井には、”ダウンライトが20個程も取り付けられており、
『夜には、星の様に輝くのだろうなあー』
と思いを馳せます。
『んっ? チョット待てよ?・・・・』
こんな高い位置のダウンライトの球の取替えや、
明り採り窓のクリーニングは、
ハシゴを使っても出来ません。
「ところで、このダウンライトの球が切れた場合、
どうやって取り替えるんですか?」
と売主側の立会い者に尋ねると、
「業者に頼んで取替えて下さい!」との回答。
「明り採りの窓のクリーニングは、どうやって行うんですか?」
と更に売主側の立会い者に尋ねると、
「業者に頼んでクリーニングしてください!」との回答。
『業者とは、施工会社のことなのかなあー?』と、ありえないとは思いつつ、
「施工会社の方が、ずっとアフターメンテナンスをしてくれるんですか?」
と施工会社の立会い者に話しを向けると、
「いやいや、お近くの電気屋さんやハウスクリーニング業者に頼んでください!」とのこと。
『ダウンライトの球が切れる度毎に、数万円掛かってしまうんだろうなあー・・・・』
と思っていると、
この一戸建てを購入した内覧会立会いの依頼者が嘆きの一言。
「ダウンライトは使わないで生活します!」