【89時限目】 author アーキスケット 出口
廊下部分で、指摘事項は無いかとチェックしていると、
和室から、
内覧会同行の依頼者と、施工会社の若手社員の”やり取り”が聞こえてきます。
「ここの壁クロスに折りたたんだ様な線がありますが・・・・・」
「そうですね。。。。。」
「ここの壁クロスにもありますよ!」
「これは、業者がクロスに糊付けした時に、長いクロスを折りたたむ為に出来るんです!
だから、しょうがないんですよ!」
「へー、そうなんですかあー???」
何とか、素人であるマンション購入者を
言いくるめてしまおうというのが伺えます。
この壁クロスの折りたたんだ様な線は、部屋全体の1/3程度にも及んでおり、
内覧業者として私の指摘事項にも、当然、挙げています。
ここで、内覧業者である私も、この”やり取り”に参戦!
「クロスを折りたたむのは解るけど、
だからといって、折れた線が出て良いというもんじゃないでしょう!」
すると、この施工会社の若手社員は、
『たかが、内覧業者のもんが、口出しをするんじゃないよ!』
といった、内覧業者を蔑んだ様な態度で、
「クロスを糊付けした後、折りたたむんだから、線が入ってもしょうがないじゃないですか!
それとも、折りたたまないで置けと言うんですか!」
と、逆ギレ発言!
「そんなことを言っているんじゃなく、折りたたむ時に注意すれば良いことでしょう!
実際、2/3程度のクロスは、折れた線が無いんじゃないですか?」
と、冷静(?)に反論すると、
「クロスの種類によっても違うし、業者がやることだから仕方無いでしょう!」
と、逆ギレ発言が過熱していきます。
この若手社員は、
手直しによる被害を、
少しでも少なくする為の愛社精神(?)からの発言かもしれませんが、
本末転倒です。
これでは、施工会社の”信頼”を失いかねません!
結局、折れた線のあるクロスは、全て貼り替えをしてもらうことになったのですが、
最後に、
本当に残念だったことは、
この施工会社は、私が以前勤めていた会社だったことです。