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2007年09月 アーカイブ

2007年09月21日

内覧会★同行日記 【ノルマ!検査指摘100箇所】

【101時限目】                              author アーキスケット 出口

マンション内覧会で、
いつもの様に、バルコニーから検査を開始!

バルコニーでは、
シーリングのダレ・サッシの音鳴り・サッシのキズ・外壁塗装の色ムラ・
長尺シートの浮き・タイルの割れ・ドレーンの錆・・・・・などなど、
以外と指摘事項が多いのです。

しかし、今回のマンションのバルコニーの出来映えは完璧!
指摘事項が何一つ無いのです。
これまで数多くの内覧会検査をしてきましたが、
こんなことは、初めてです!

そして、引き続き室内の検査へ。
リビング→キッチン→和室→洋室と検査を進めると、
わずかなクロスのヨゴレやキズといった指摘が3箇所しか見当たりません。

なんと素晴らしい出来映え!感動すらしてしまいます。

検査途中、立会いをしている施工会社の担当者に、

「内覧会前の社内検査および是正がよくできていますね!」
と言うと、

「ハイ!実はこの部屋は私が担当で事前検査をしました。
この現場では社内検査で、
100箇所の指摘を挙げるのがノルマだったんです。
最初の私の検査では、30箇所程度しか指摘が挙がらなかったのですが、
それを所長に言うと、
『ダメだ!100箇所見つけるまで検査をしろ!』との命令だったのです。
だから、ほんと細かいところまで検査をしました!」

うーん。。。なんと素晴らしい方針!

色々事情はあるとは思いますが、
施工会社や売主検査すら行わないで、
内覧会をしているようなところは、見習ってほしいものです。


その後の検査で、
ユニットバスの壁パネルにキズや凹みが見つかって、
少々、残念でしたが、
『本当に、誠意を持って施工および事前検査がされているなあー』
と感じられたマンションでした!


 

2007年09月18日

内覧会★同行日記 【内覧会のプレゼント】

【100時限目】                              author アーキスケット 出口

目的のマンション前で、
内覧会同行のご依頼者と待ち合わせ。
約10分程待っていると、
若ーい、若ーい、ご依頼者がやって来ました。

「初めまして。アーキスケットの出口です。」と挨拶すると、
ご主人の方は、「初めまして。今日はヨロシクお願いします。」
そして、奥さんの方は、「こんにちは・・・・」とつぶやく様な声でご挨拶。

『奥さんは、顔見知りする人かなあー?』と思いつつ、
色々と話しかけますが、あまり気のない返事が返ってくるだけです。

まっ、検査を一生懸命やろうと思い、いざ、目的のお部屋へ!

ご依頼者の夫婦が、玄関扉を開けると、
そこには、
『本日は内覧会おめでとうございます!!!』という手紙とともに、
カワイイお花と、折り菓子が置かれています。

内覧会では、よくこういった売主側の気配りであるサプライズがあります。
これはこれで良いと思いますが、
一番気を使ってほしいのは、部屋の出来映えです。


お部屋の検査をする前に、
この若い夫婦に、ご自身達でも検査が出来るよう簡単な検査道具を貸して、
検査のコツを説明した後、検査開始です。

少しすると、奥さんの方から、
「スミマセン・・・このキズは指摘しても良いでしょうか?」と私に聞いてきます。
「ご自身で気になることは全て指摘して良いですよ!」とアドバイス。

また、しばらくすると、
「こんなところに、大きいキズがあるんですけれど・・・・」と聞いてきます。
「よく見つけましたね!」と少し驚きながら答えます。

その後も、その奥さんは、
検査の要領を得たのか、次から次ぎへと指摘を挙げていきます。

最終的には、30個程度の指摘になり、
売主と施工会社との最後の確認で、全て直してもらえることになりました。


内覧会の後、この若いご夫妻からお茶を誘われ、反省会?

「今日は、本当に有難うございました!
  お蔭様で、イッパイ指摘ができました!
    お礼に、この”お花”と”折り菓子”をプレゼントします!
      引っ越し祝いをやりますから、絶対来てくださいね!」

と、内覧会で用意されていたプレゼントを差し出してくれました。

横で、これを聞いていたご主人は、少し、あきれた顔で、

「こんな嫁で、スミマセン。。。。」


2007年09月14日

内覧会★同行日記 【マンション責任者勢揃い!】

【99時限目】                              author アーキスケット 出口

ながーい、マンション内覧会の検査を終え、
指摘事項の確認をするため、
マンションロビーに用意されたテーブルに案内されました。

『それにしても、重たーい指摘・確認事項がたくさんあったなあー』と思いつつ、
ご依頼者と検査を振り返りながら、施工担当者を待ってます。


ここで、重たーい指摘・確認事項をいくつか、ご紹介!

 1.バルコニーの避難用隔板の前がクーラー室外機置場となっている。
   これは、避難通路が確保できないため、法律違反。

 2.クーラー取り付け位置が、隣の部屋との戸境壁なのにアンカーがない。
   戸境壁は共用部分であり、後にマンション理事会の承認を得ないとアンカーは打てない。
 
 3.バルコニーの逆梁に(柱取り合い)、大きなスリット目地がある。
   梁は、構造体であるため、スリットを設けると断面欠損になる。

 4.外廊下の構造スリット部のタイル目地の幅が、統一されていない。
   形状が”L字”だったり”一字”だったり。
   幅が10mmから50mmとマチマチで、見映えが悪い。

 5.長尺シートの水上端部にシールがされていない。
   長尺シートの裏側に雨水が浸入し、漏水の危険がある。

などなど・・・・・


施工担当者が、なかなか現れないので、
ご依頼者のご主人は、機械駐車の取り扱い説明へ。
奥さんの方は、おトイレへ。

着席してから、40分後、
ようやく、施工担当者が登場!
そして、その後ろから、
デベロッパー責任者、設計者、現場所長がご挨拶。

「ずいぶん遅かったですね!」と言うと、
「お部屋を確認していました。」とのこと。

そして、指摘事項について説明が始まります。

「クーラー室外機については、コンクリート壁部分にラックを取り付ける工事が未済です。」
「検査前には、未済工事はありませんと、言ってましたよね!」

「戸境壁のクーラー用アンカー打ちについては、管理規約に定めます。」
「そうしないと、入居者は大変ですよね!」

「逆梁は、上部が10cm程度フカシですので、スリットが必要です。」
「わかりました。でも、逆梁上部のアルミ手摺を、あと10cm高くすれば良かったですよね。」
             注)逆梁上部フカシをしなくても、足がかり高さの基準はクリアーする。

「タイル目地の幅は、半角タイルの寸法が決まっているため、躯体精度でこうなるんです。」
「”逃げ”を考えていないということですね。タイルの切り物を使えば問題なかったですよね!」

「長尺シートのシールは、この現場では、やらない方針です。」
「デベロッパーの仕様でそうなんですか?、モデルルームはシールがされてますよね?」


結局、こんな苦しい言い訳を聞く為に、1時間30分も要してしまいました。
1時に始まった内覧会が終了したのは、夜7時。もう真っ暗です。

ちなみに、
隣のテーブルにいた、内覧会同行者と施工会社のやりとりは、
10分で終わり、早々と帰っていきました。


   

2007年09月10日

内覧会★同行日記 【施工会社の逆襲】

【98時限目】                              author アーキスケット 出口

一戸建て住宅内覧会で、ひととおりの検査終了後に、
ご依頼者と施工会社の担当者に、
私の指摘事項をひとつひとつ説明をしていきました。

「廊下のダウンライトの位置が、廊下の真ん中にありませんね。」
と、3つ並んだダウンライトが10cm程度、壁側にズレていることを指摘すると、

「ハイ。そうなってしまうんです。」

「ご依頼者の持っている間取図のダウンライトの位置は、真ん中になってますよ!」
「間取り図では、そうかもしれませんが、構造的に無理なんです。」

”構造”という言葉を持ち出せば、なんでも通用するとでも思っているのか!・・・・・

「間取図どおり、真ん中にはならないんですか?」と敢えて質問すると、
「真ん中にしようとすると、天井高さを下げなければダメなんですよ!」

と、素人に対してならともかく、私に向かって、
「こういうふうにしか出来ない。」と逆襲です。


実は、一戸建て住宅では、こんなやりとりがしょっちゅうあります。
原因は、天井下地材である根太が廊下中央部にあり、
それを切断するわけにはいかないからです。
要は、間取図と構造図で整合がとられていないということです。


「根太を1本増やして、ダウンライトを真ん中にすることは出来たんじゃないですか?」
と質問をすると、
「売主の不動産会社からもらっている構造図では、そうなっていません。」

「一戸建て購入者は、構造図をもらっていないし、間取図どおりになると思ってますよ!」
「我々施工会社は、売主から渡された図面どおりに造るんですよ!」
と、責任を売主に転化しようとします。
間取図どおりには造っていないので、変な言い訳ですが・・・・・

横で、このやりとりを、「フムフム・・・・」と聞いていた若い女性の売主の担当者が、
いきなり、責任をふられたので、オタオタ、オタオタ・・・・


ここで、売主、施工会社に言いたい!

・設計図は、意匠図、構造図、設備図の整合をよく検討しろ!
・構造を言い訳にするな。方法はいくらでもある!
・図面は矛盾することもある。施工会社は、図面どおりに造ればよいということではない!
最後に、
・お客様本位で、ものづくりをせよ!

2007年09月05日

住宅検査 【偽装された是正写真】

【97時限目】                              author アーキスケット 出口

住宅検査の基礎配筋検査で、
重たーい指摘事項がいくつか挙がった。

住宅検査に立ち会った年配の建設会社の現場監督に、
「手直ししてからコンクリートを打設してくださいね。
 あと、是正写真を撮って私と建築主に報告書を送付してください。」
とお願いをした。

コンクリートは、次ぎの日に予定どおり打設されたのだが、
数日後、写真付きの是正報告書が送付されてきた。

建設地域では大手建設会社。問題はないだろうけど・・・・・

念のため、送られてきた是正報告書を写真を見ながら、ひとつひとつチェック!

鉄筋の定着長さは、直っているな!・・・よしよし
補強筋もちゃんと入れてくれたな!・・・よしよし
型枠の建て入れも直してくれたな!・・・よしよし

砕石敷きが高く鉄筋とくっついているところも直してくれたな!・・・??
「えっ、この是正写真って、ぜんぜん場所が違うんじゃない?」

ということで、建設会社の責任者に連絡。

「もしもし、是正報告書を見させてもらいました。
 ところで、指摘NO4の砕石敷きの是正写真は、場所が違うようですが。」

「えっ、そうですか?確認して現場監督から電話させます。」

プルルルル・・・プルルル・・・・

「はい、もしもし。」
「現場監督のSです。是正写真を探したんですが見当たりません。」

「ということは、違う写真と解っていて報告書を作ったんですか?」
「・・・・・・」

「素人には解らないかも知れないけど、こちらはプロですよ!」
「スミマセン。」

「ちゃんと、手直しはしてくれたんでしょうね。」
「もちろんです。」

「是正写真を撮っているのは、あなたですよね!」
「ハイ、そうです。」

「写真を探しても見つからないと言ってましたが、本当に写真を撮ったのですか?」
「・・・・・ いいえ。」

オイオイ!
報告書の是正写真まで偽装したうえに、見え見えのウソまでつくなよ!

2007年09月04日

マイゴシップ 【国際ジャーナル取材】

【96時限目】                              author アーキスケット 出口

国際ジャーナルから取材の申入れがあり快諾した。
テーマは、【ー地域に生きる人々ー】

取材陣の顔ぶれはというと、
”食いしん坊バンザイ”などでおなじみの、俳優:村野武範氏
記者、カメラマン合わせて計3名。

「はじめまして。村野武範です!」
と名刺交換。

「千駄ヶ谷駅からも近く、目の前が新宿御苑で、実にいい所ですね!」
「アーキスケットという会社名は、アーキテクチャー(建築)の助っ人だそうで、
 単純でおもしろいネーミングですね!」
と、テレビそのまんまの軽快な口調での出だし。

取材のやりとりはというと、

「ホームページのプロフィールを拝見すると、スゴイ経歴ですね。」
「運よく、以前勤めていた会社で色々な経験をさせてもらいました。」

「独立にいたった経緯は何ですか?」
「人生長いですから、昔から10年単位で何かやりたいなと思ってました。」

「現在の業務内容は何ですか?」
「大きく分けて4つあり、
 建築主支援・住宅購入支援・マンション管理組合支援・賃貸借主支援です。」

「将来の計画や夢はなんですか?」
「会社を大きくしようとは考えていませんが、
 より、きめ細やかなサービスが出来るような体制を はやく作り上げたいですね。」

「大きくされない理由は何ですか?」
「現在の業務は、知識と経験を必要とする業務であり、そういった人材はなかなかいません。」


などといった、ごくありふれた取材内容だった。
テーマがテーマだけに、仕方がないことだと思いつつ、

当社を選んだ理由はなんだろう?・・・・・
理由があるのなら、そこを突っ込んで取材してほしい!・・・・
まっ、こんなものか・・・・

取材が終わり、記者ひとりが残って、
「カラー4ページだと100万円、白黒2ページだと30万円、皆さん、お申込みされますよ!」
といった、営業が始まったのには閉口した。
 


 

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