【103時限目】 内覧会同行 アーキスケット 出口
今回のマンション内覧会同行のご依頼者は、
老夫婦とその娘さん。
マンションエントランス前で、
「はじめまして。満足いく内覧会になるといいですね!」とご挨拶。
「ハイ。ずっと楽しみにしていました!」とご依頼者が笑顔で答えます。
購入したお部屋に入り、
検査開始の前に、進め方や住設機器の説明をするため、
施工会社の担当者と私は、リビングで待ちますが、
奥さんと娘さんは、
あちこちの部屋を見廻って、なかなか、リビングの方へ来ません。
15分ほど待ったでしょうか?
しびれをきらした旦那さんが、
「検査の前に説明があるそうだから、こっちへおいで!」と呼びかけると、
奥さんと娘さんは、ようやくリビングに登場。
旦那さんが、
「説明を開始してください。」との一言で、
ようやく、内覧会の手順などの説明をスタート。
説明を終わると、
「ここの13畳のリビングは、今住んでいるところの10畳より狭いんじゃない?」
「キッチンは、もっと素敵なものだと思っていたのに!」
「クロスやフローリングは、こんなに安っぽちいものなの?」
と、奥さんの方が愚痴の連発です。
そして、
「マンションってこんなものですか?」と尋ねられました。
確かに、グレードの良いマンションではなく、
感覚的には、”パッとしない”マンションです。
「モデルルームは見ましたか?」と逆に質問すると、
「カタログで大丈夫だと思ったので、モデルルームは見ていません!」
その後、
この奥さんは、リビングの窓際に”ペタッ”と座り込み、
うつろな目で、天井を眺めています。
仕方なく、検査を進めましたが、
かなり”ショック”だったのでしょうか、
1時間経っても奥さんは夢遊病者のように座り込んでいます。
これには、旦那さんも、娘さんも困り果て、
検査を一時中断して、奥さんを近くにあるご自宅に連れて帰えりました。
これまで、多数のマンションを見てきましたが、
カタログやモデルルームは、非常に良く出来ています。
しかし、実際に出来上がったマンションを見たときのマンション購入者の感想は、
「わあー、素敵なマンション!」
「えっー、こんな程度のマンションだったの?」
と、様々です。
マンション選びは、本当に難しいものです。