【109時限目】 author アーキスケット 出口
バルコニー、リビングダイニングと内覧会検査を進めていくと、
久しぶりに良い出来のマンション。
『よし、よし・・・』と思っていると、
何やら廊下の方から、
「この物入れの大きさ、モデルルームと違うわよ!」
との指摘が聞こえてきます。
マンション内覧会に応援に来た施工会社の立会い担当者は、
「・・・・・・」 (よく聞こえない。。。)
『検査を進めていってから確認しよう!』
すると、続けざまに、
「洋室のアルミサッシの形状が、モデルルームと違うわ!」
やはり、その回答としては、
「・・・・・・」 (やはり、よく聞こえない。。。)
またまた、今度は、
「モデルルームでは、ポーチに吹き抜けがあったはずよ!」
「でも図面では・・・・」 (その後はよく聞こえない。)
タイミング良く(?)、
仕事の都合で急遽内覧会に参加できなかった旦那さんから奥さんへ、「トゥルルルル・・・」
「もしもし、内覧会はどう?」 (勝手な話し声の推察)
「もしもし、モデルルームの時とイメージが違うの!」
「もう少ししたら、そっちへ行けるから!」 (勝手な話し声の推察)
「検査はもう直ぐ終わるけど、じゃー待ってる!」 (ガチャッ:電話を切る音)
さすがに気になり、パンフレットの図面を片手に、
物入れ、アルミサッシ、ポーチの部分を確認すると、
パンフレット通りです。
「パンフレットの図面とは合っていますが、購入した部屋のタイプがモデルルームでしたか?」
「タイプは違うけど、デベロッパーの営業担当者からは、
『モデルルームの反転タイプですよ!』との説明でした!」とのこと。
横で、このやり取りを聞いていた、ご依頼者の奥さんのお母さんが、
「そう、そう、モデルルームはこんなんじゃなかったわ!」
パンフレットをよくよく見ると、
やはり、吹き抜けは無い、物入れの大きさも合っている。
しかし、サッシの形状は、ただのFIX窓に見えるのだが、
実際は、下部はFIX窓、上部に内倒し窓がある。
この内倒し窓はパンフレットでは解らない。
(モデルルームでは、引き違い窓だったみたい。)
ここで、よくよく考えると、
マンション購入者は、建築の素人!
パンフレットに記載の間取り図を理解することも難しいらしい。
設計図面となるとなおさらだ!
マンションデベロッパーの営業担当者の、
「モデルルームの反転タイプでほとんど変わりませんよ!」
の一言を信用してしまっても無理はないんじゃないか。。。
で、
マンションデベロッパーの営業担当者諸君へ、
『いいかげんな説明はしないでほしい!』
で、
マンション購入者へ、
『高い買い物なんだから、やっぱり最終的には自己責任!』
今回は、パンフレットどおりということと、
マンションの出来映えが非常に良かったこともあり(?)、
ご依頼者も納得したようです。
しかし、一歩間違えば、トラブルですよ!