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内覧会★同行日記 【あっちとこっちで何で違うの?】

【111時限目】                              author アーキスケット 出口

ここは、超高層ツインタワーマンションです。
このマンション内覧会には、もう何度も来ています。

先ずは第1弾、アルミサッシの水抜き穴。
ここは高層階の角部屋。リビングにはコーナーサッシが使用され、
非常に眺望が良い設計になっています。

しかし、よくよくこのコーナーサッシを見ると、
結露水を排出する水抜き穴がありません。

「結露したら拭き取りでの対応なんだな!」と考えながら、
ふと、その横にある一般サッシを見ると水抜き穴があります。

色も見た目の形状もほとんど一緒。
『何で隣合うアルミサッシで違うの?』と疑問です。

施工会社の立会い者は答えられなかったため、
確認会場で、上司から説明を受けると、
「コーナーサッシと一般サッシではメーカーが異なります。
 メーカーにより風の考え方が異なり、
 水抜き穴から雨水や風が吹き込むかどうかを判断しているみたいです。」

「そもそも、業者判断ではなく、最終的には売主や設計と協議し、
 施工会社の指示で制作されるべきことじゃないんですか?
 水抜き穴が無いほうのメーカーは、風の理由とのことだけど、
 この3階にある確認会場のアルミサッシも水抜き穴は無いですよね。
 ということは、このメーカーのアルミサッシは、
 どこの建物でも全てに水抜き穴が無いということになりますよ!」

「・・・・・再度確認して、再内覧会の時には説明できるようにします。」


第2弾、耐火遮音間仕切り(戸境い)壁。
洋室を見ると、
戸境壁の中央部に、縦方向に3mm程のスリットがあります。
図面を見ると、
『下地が、耐火遮音間仕切りとALC+軽鉄ボードで異なるところだな!』と納得。
それじゃー、キッチンも下地が異なるからスリットがあるんだろうなと期待しながら、
キッチンの壁を見ると、スリットがありません!

やっぱり、施工会社の立会い者は答えられなかったため、
確認会場で、上司から説明を受けると、
「キッチンは、耐火遮音間仕切りとCON+軽鉄ボードで、
 下地がALCとCONの違いがあります。
 だから、スリットは入っていません!」とのこと。

「やっぱりALCもCONも耐火遮音ボードとは違うし、
 しかも、実際のクロス下地は軽鉄ボードで、どちらも一緒ですよ!
 スリットは必要じゃないんですか?」

「そうういうふうに打合せで決定してますから・・・・」

第3弾、点検口廻りの隙間シール。
ツインタワーのA棟で何回かの内覧会毎に、
「ポーチ部分にある床点検口廻りの隙間にシールをするのが普通じゃないの?」
と指摘を続けてきました。しかし、返ってくる答えはいつも、
「この建物では、売主とも打合せして、
 点検口廻りの隙間(5mm以下)はシールをしないことにしています。」

『見映えの問題だし、そう決めているのであれば仕方が無いのかな。』と半分納得。

し、しかしです。
B棟の内覧会がスタートし、検査に立ち会ってみると、
この点検口廻りには、しっかりとシールがされています。
「A棟では、点検口廻りはシールをしないとのことでしたよ!」との指摘に、

「B棟の半分は賃貸で施主が違うんです。その仕様でシールをしています。」

「でも、この階は、分譲部分で施主はA棟と同じですよね!」

「職人がついでに分譲部分もシールしてしまいました。」

「A棟とB棟分譲部分で仕様が異なるのも変ですよね!」

「実は、他にも指摘があり、現在売主と協議中です!」


こういった、矛盾の原因は、
『考え方の統一性が無い。』、『施工図面のチェック漏れ』といった事で生じます。
特に、大規模マンションでは起き易いことです。

色々な説明(言い訳?)を受けましたが、
納得できないものもたくさんあります。

売主や施工会社も、これを簡単に認めてしまうと、
所帯数が多いだけに大変なことになるのは解りますが・・・・

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2007年11月07日 09:14に投稿されたエントリーのページです。

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