【112時限目】 author アーキスケット 出口
世の中、
建物構造設計の耐震偽装、建築建材の耐火性能偽装、食品の賞味期限偽装などなど
偽装だらけ!
前々回の内覧会ブログ【110時限目】で、
『施工上の偽装って、イッパイありそうですね!』と書いたとたん、
やっぱり出ましたね!『施工上の偽装』
”超高層マンションでの鉄筋不足”
これは、『施工ミス』といった方が正しいのかもしれません。
しかし、マンション購入者にとっては、『そんなの関係ねえー』です。
結果がどうかなのです。
その他にも、
世間では騒がれませんでしたが、
『マンション1棟の杭の位置が1列分全て2mずれてしまった!』
原因 : 墨出の1m返りを反対側に出した。
対処 : 基礎を補強
『超高層マンションの鉄筋機械式継ぎ手が締め付けられていなかった!』
原因 : 機械式継ぎ手の施工知識不足
対処 : 柱のコンクリートを一部壊し、正規継ぎ手に修繕
『免震マンションで、地震で建物が水平移動した時に、他の構造体に当ってしまう!』
原因 : 設計図・施工図のチェックミス
対処 : 当ってしまう構造体を壊し、形状変更
『マンション1棟まるまる構造スリットが入っていなかった!』
原因 : 現場監督の知識不足
対処 : 柱と壁の縁を切るため、壁をハツリ取り仕上げを復旧
※構造スリットの偽装・ミスは、よく見かけます。
今週も、ブログに記載したものと違うマンションで発見!
『マンション外壁に取り付く全てのアルミサッシ周りに1次シーリングがされていなかった!』
原因 : いいかげん
対処 : 詰めモルタルを撤去し、シーリングのうえ外装タイル仕上げ
などなど、私自身が実際に見たものだってあります。
これらのマンションでは、問題が発覚しましたが、
その他のマンションでは・・・・・
といった不安が募ってしまいます。
内覧会では、これらの施工上の偽装やミスを発見することは
ほとんど困難です。(構造スリットや免震で見える部分は可)
売主、設計監理者、施工会社を信用するしかないのです。
「下請けの鉄筋業者が間違えた!」
なんて理由は、責任逃れでしかありません!
監理・管理義務があるんですから。。。。
余談ですが、
私が新入社員だったころ、
当時の所長連中からこんな話しを聞きました。
「昔は鉄筋の値段が高いから写真だけ撮って、上の階、上の階へと転用していったもんだ!」
「鉄筋の代りに竹を使ったこともあるぞ!」 (竹筋(チッキン)コンクリートと俗に言う。)
建物ではないですが、
ある古い橋で、竹がむき出しになっているものを見たことがあります。
当時の所長の話しは、『本当だったんだな!』と思ったものです。