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内覧会★同行日記 【クロス貼り仕舞はコークボンドで?】

【113時限目】                              author アーキスケット 出口

「あっ、もしもし。この前一戸建て住宅の内覧会があったんですけど、
 クロスなんかは、キズや隙間だらけだったんです。
 その時ハウスメーカー担当者に、
 『隙間が出るのは当たり前で、こんなものですよ!』
 と言われました。
 どうしても、信用できないので、内覧会の専門家に見てもらいたいんですが・・・・」

「ハイ、良いですよ。」

ということで、その一戸建て住宅の内覧会へ!

通常の内覧会のように検査を進めていくと、
壁のコーナーの入隅部分は、ことごとく2mm幅程度の
”コークボンド”で隙間埋めがされています。
しかも、そのところどころで、
コークボンド自体が延びて穴がポツポツと空いた状態です。


ここで、”コークボンド”とは、
クロスなど隙間があった場合に使用するアクリル系の充填材で、
コーキングのようなものです。
そもそも、クロス自体に隙間があるべきではありませんが、
クロスに隙間があった場合、
それを誤魔化すために使用する非常に便利なものです。

先ずは、ご依頼者に、
「このクロスの隙間の状態は、”こんなものですよ!”というレベルではありません。
 まるで、築20年の賃貸住宅!
 ここまでヒドイ隙間のコークボンド処理を見たことがありません!」

「やっぱりそうですよね。素人が見ても解りますよ!」
と、怒りの視線をハウスメーカー担当者に向けます。

次にハウスメーカー担当者に、
「クロス職人は、コークボンドで隙間埋めするのを当たり前と思っているんじゃないの?」

「そんなことはありません。」

「ということは、もっと問題かもしれませんよ!」

「何ででしょう?」

「この状況を見ると、
 クロスを貼った後に隙間ができてしまったのでコークボンドで隙間埋めを行い、
 そして、その後にコークボンドに隙間が出できたという状態ですよね。
 ここまでヒドイと、クロスの乾燥収縮というよりは、
 建物自体が、風かなんかで揺れて隙間が出ていることも考えられます。」

「そんなことは無いと思いますけど・・・・」

『じゃー、原因は何なんだ?』と問いたい。

いずれにしても、現状のクロスの状態はヒドイので、
さすがに、内覧会の専門家の前ではハウスメーカー担当者も、
「クロスを貼り替えます。。。」

「もし、クロスの隙間の原因が建物のが揺れだったら、また隙間が出ますので、
 状況を確認して連絡してください。」
と、今回はとりあえずクロスの貼り替えで納得。

それにしても、今回の建物では、
キッチン廻りや洗面化粧台廻りのシーリングはされておらず、
『本来行うべき隙間埋めがされず、行う必要のないところが隙間埋めがされている。』
といった感想でした。

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2007年11月15日 07:34に投稿されたエントリーのページです。

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