【119時限目】 author アーキスケット 出口
マンション内覧会でリビングダイニングに入ると、
壁と天井のクロス全面に、
90cmピッチで縦縞模様が入っています。
このマンションの内覧会には何度も来ているのですが、
他の部屋ではこんな模様はありませんでした。
よくよく見ると、クロスの隙間です。
ただただ、唖然!
1ヵ所や2ヵ所程度のクロスの隙間はよく見かけますが、
こうも壁・天井全面にクロスの隙間があるのを見たことがありません。
まるで、築20年のマンションのようです。
施工会社や売主による事前検査はやっているのか!
マンション購入者が楽しみにしていた内覧会が、
もう、これだけで台無しだぞ!
どの位の隙間の幅なのかなあー?と、
クラックスケールを取り出して計ってみると、0.35mm
『たった、それだけ?』と思われた方もいるかもしれませんが、
この幅は大きすぎます。
何せ、下地のボードが見えているのですから。。。。。
施工会社の担当者にあえて、
「クロスの隙間の許容管理値は何mmですか?」と尋ねると、
「売主であるデベロッパーの許容管理値としては、0.5mmです!」と答えます。
ここで、以前にも、
最大手のマンションデベロッパーが購入者に事前配布した許容値表に、
『クロスの隙間0.5mm』、
また、ある大手ハウスメーカーのアフターサービス基準に、
『クロスの隙間1.0mm』
と、記載されていたのを思い出しました。
許容値とは何なんだ!
売主が言い訳のために勝手に決めた値としか思えない!
しかし、本来許容値とは、
『統計的に、"お客様からほとんどクレームが起こらない値"を定めるべき。』
と考えています。
現実問題としては、0.1mmでもクレームが来るのです。
「クロスの隙間の幅は0.35mmで許容値内ですが、この状況を見てどう思いますか?」
と施工会社の担当者に尋ねると、
「本当にヒドイと思います・・・・・」
「手直しはしてくれますよね!」
「ハイ、手直しします・・・・・」
「まさか、この隙間をコークボンドで補修なんかしませんよね!」
「・・・・・ハイ、全面貼り替えます。」