【126時限目】 内覧会同行 アーキスケット 出口
いつものように、内覧会同行のご依頼者と駅の改札で待ち合わせ。
ここは、人気エリアの駅の改札。買い物客などの人達で溢れかえっています。
『ご依頼者はどこに居るのかなー?』とあたりを見渡すと、
ひと塊の集団の中から、ひとりの高齢のオバ様が、ツカ・ツカ・ツカと歩み寄ってきます。
「アーキスケットさんですか?」
「ハイ、そうです!」
すると、先ほどのひと塊の集団の人達が歩み寄ってきて、
「今日は、よろしくお願いします!」と異口同音にご挨拶。
そしてご依頼者の方が、紹介を始めます。
「この2人は、同じマンションを購入した娘夫婦です。」
ちなみに、後日この人達の内覧会同行も依頼を受けています。
「この人は息子で、ゼネコンに勤めています。」
ただし、営業職なので検査のことは解らないとのことです。
「この人達は私の友人で、新しいマンションをどうしても見たいというので・・・・」
この友人達は、お茶飲み友達? それにしても6人も居る!
ひととおりの紹介が終わり、総勢11人でガヤガヤと目的のマンションに向かいます。
内覧会会場で手続きを済ませ、
売主の立会い者と施工会社の立会い者も一行に合流。
そして、13人がお部屋に入り、内覧会検査がスタート。
私は、いつもの様に黙々と孤独に検査を進めていきます。
すると、ご依頼者の友人のひとりから、
「おにーさーん!こっちの壁にキズがあるわよー!」
「ハーイ、解りました。すぐに行きまーす!」と施工会社の立会い者が返事をします。
すると、また違う友人のひとりから、
「おにーさーん!こっちの玄関の床石の色が悪いわー!」
「ハーイ、ちょっと待っててくださーい!」とリビングの方から返事が聞こえてきます。
今度は、また違う友人のひとりから、
「おにーさーん!こっちの物入れの引戸が枠に擦ってキズだらけよ!」
などなど、あちらこちらのお部屋から友人達の、
「おにーさーん!・・・・・・よ!こっちへ来てー!」
という呼び声が飛び交います。
なんという麗しき友情!!!???
最強の内覧会検査軍団!!!???
そのお陰で、施工会社の立会い者は大忙しでアタフタと駆け回っています。
しかし、これだけの数の検査軍団の検査には対応しきれません。
検査軍団は、施工会社の立会い者の対応にシビレをきらし、
各々、好き放題に指摘の箇所に目印の付箋を貼り付けていきます。
検査開始後、20分ほどで、
見渡す限り、お部屋はカラフルな付箋で彩られました。
そして、
「それじゃー、次の予定があるから私達はこれで失礼するわ!」
と言い残し、この友人達は引き上げていきました。
まるで、嵐が過ぎ去った後の静けさ・・・・
ホッと一息。。。
その後、気を取り直し、
ご依頼者と娘夫婦と息子さんと関係者のみで、
改めて、内覧会検査をスタート!