【131時限目】 author アーキスケット 出口
今回は、前回【レーザーレベル大活躍】の続編です。
床の傾斜があちらこちらの部屋で発覚したこのマンションは、
マンション購入者のコミュニティーサイトで評判がかなり悪いらしい。
床の傾斜だけではなく、
クロスの壁のキズや汚れ、床フローリングのキズなどは多数。
その他、もろもろの指摘事項がイッパイあるとか・・・・。
そして、
なんといっても、売主側の営業担当者の対応の悪さ、
施工会社の納得いかない言い訳などなど・・・・
で、
前回の主人公から、
「このマンションコミュニティーを見ていると、
施工会社の対応の評判が悪く、どうしても、施工会社が信用できません!
再内覧会にも是非、同行をお願いしたいんです!」
と、再内覧会同行要請。
ということで、再内覧会の同行をお引き受けし、
再内覧会の当日、マンションエントランスの外でお待合わせ。
「ちゃんと直っているでしょうか???」
「大丈夫だと思いますよ!
売主は大手デベロッパー、施工会社もマンションを得意とするゼネコンですから。。。」
そんなやりとりの後、再内覧会の会場で受付をし、
ちょっと不安気な顔をして、目的のお部屋に到着です。
「それでは、指摘事項の1番からひとつづつ確認していきます!」
と、施工会社の立会い者が案内していきます。
「1番、壁クロスのキズの手直しはOKでしょうか?」
「ハイ、大丈夫みたいです。」
「2番、壁クロスの隙間は・・・・、アレッ、直ってないみたいですね!」
「・・・・・」
「3番、玄関の床石の染み汚れは大丈夫で・・・・???
床石は貼り替えたんですが、濡れたような染みになっていますね!」
「手直しを確認していないんですか?」
「そんなことは無いはずなんですけど・・・・」
そんなやりとりが続き、
結局、60項目程度の指摘事項のうち、手直しの未済は20項目程度。
「それでは、最後に床レベルの測定をしましょうか。」
と、私は、内覧会の時に大活躍をしたレーザーレベルの段取りをします。
「あのー、床の傾斜は直していないんですが・・・・」
「えっ???、何でですか!」
「フローリングの材料が無く、今手配をしているところです。」
「ご依頼者は、レーザーレベルを持ち合わせていないから、
当社に再内覧会同行を依頼をしているんですよ!」
「前もって、伝えた方が良かったんですかね?」
「何の為の再内覧会なんですか? しかも、引渡しは10日後なんですよ!」
「それは解っています。。。」
「フローリングは、いつ入荷されるんですか?」
「うーん???・・・・確認します。。。」
もう、ただただ、唖然です!
今回は、レーザーレベルは活躍しませんでした。