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内覧会同行ブログ 【アツかった1日】

【137時限目】                           内覧会同行 アーキスケット 出口

やっと寒い寒い真冬から少しだけ暖かくなり、ホッとしてきたこの頃です。

さて、
午前中のマンション内覧会が、
思いのほか時間がかかってしまい、
午後のマンション内覧会の待ち合わせが危うくなってきました。

ご依頼者と別れた後、一歩のところでバスに乗り遅れ、
駅まで徒歩20分の道のりを重たい七つ道具を抱えながら早足で歩きます。
途中、マフラー、手袋、セーターを脱ぎ捨て、
何とか、予定の電車に乗り込むことができました。
その後、接続時間の短い5本の電車の乗り継ぎ駅では走りまくり、
やっとの思いで午後のマンション内覧会のご依頼者にご対面。

「はじめまして!よろしくお願いいたします。」と挨拶を交わすときは、
もう、「ハアーハアー」、アツくて汗だくです。

しかし、この午後からのマンション内覧会では、更なるアツい出来事が・・・・

部屋の検査を進めると、重たい指摘事項がイッパイ!
極めつけは、
ユニットバスの天井点検口から屋根裏を覗くと、
コンクリートスラブ(床)に、メッシュ状の模様(15cm角)が一面に広がっています。

『アチャー、かぶり厚さが足らないのかなー?』

かぶり厚さとは、コンクリート表面から鉄筋までの距離を言い、
仕様書では、3cm確保するようになっています。

検査終了後、内覧会会場で、
構造担当者と名乗る年配のゼネコン担当者が席に現れ、

「それは、コンクリート打設の時に、
 鉄筋に付着したコンクリートを水洗いした汚れが残ったものです。」
と、素人にもバレバレの言い訳をします。

水洗いした汚れが、型枠の上にメッシュ状になることなんかありえません。

「素人への説明じゃないんですよ!本当にそう思っているんですか?」
「ハイ!」
だんだんと頭に血が上り、
冷静沈着な私(?)もアツくなってきました。

ここで、お部屋で撮っておいた写真を見せると少し慌てた様子。
しばらくすると、私の撮った写真と同じような写真を持って来て、

「実は、4階のスラブ全体でこのような現象が起きてしまっています。
 私どもも心配なので、かぶり厚さを確認しております。」
と言って、少しコンクリートスラブをはつり取った写真を見せます。

この段階で、水洗いが原因ではないと白状しているようなものです!

「写真を見ると、かぶり厚さはあるように見えますが、
 鉄筋の廻りがスカスカですね!」

鉄筋コンクリート構造は、鉄筋とコンクリートが密着して初めて所定の強度が出るのです。

「私どももそう判断して、スラブ下からグラウト注入をしています。」
「そうなんですか。グラウト注入職人も何百人もかかったでしょうね!」
とイヤミを言うと、
「・・・・」

「しかし、ユニットバスから見ると、グラウト注入した痕跡が見当たりませんよ!」
「あー、ボイドスラブのところはグラウト注入しても流れ出してしまうからです。」

理由になっていない!ボイドスラブのところだって問題あるだろ!

「でも、ユニットバスの上の跡は150mmタテ・ヨコの配筋に見えますから、
 ボイドスラブではありませんよね!」

「あれっ、そうだったかなー?」

こんなやり取りが1時間以上も続き、
更に頭はアツくてアツくて爆発寸前です。

最終的には、
「再度調査をして、手直し方法についてご報告します。。。」
と、やっと言い訳を諦めました。

でも、仕上がった何十所帯もある4階スラブの手直しをどうやって行うんだろう???
私の長年の経験からしても、手直し方法が見つかりません!

鉄筋の不足が世間を騒がせたりしている今どき、
危機管理意識の欠如がとんでもないことになりかねません。

事務所への帰り道、
アツくなった頭を冷やす為に、Lサイズのアイスコーヒーをゴク・ゴクッと1杯!


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2008年02月21日 22:16に投稿されたエントリーのページです。

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