【139時限目】 内覧会同行 アーキスケット 出口
今回は、136時限目【使えないぞ!クーラースリーブ】の続編です。
といっても、同じマンションですが違うお部屋の出来事です。
マンション内覧会ご依頼者のお部屋の間取り図は、
南面バルコニー側にLDとキッチン、
中央部に和室、洗面室、トイレ、
北面の共用廊下側に洋室、玄関が配置されている
ごく一般的なものです。
このLDにも、
【136時限目】で掲載したものと同様に、
使えないクーラースリーブが存在感をアピールしています。
でも、前回の主人公のお部屋では、
「室内側は手直ししてもらえることになりました。」と報告を受けています。
しかし、今回は更に頭を悩ませる事態が。。。。
中央部に配置されている和室を検査していると、
壁にクーラーのコンセント。
『この位置にクーラーを取り付けるんだな。』と思いつつ、
『さて、冷媒配管のルートはどうかな?』と確認。
すると、和室とLDの間仕切り壁にそれぞれクーラースリーブがあります。
当然、和室側から冷媒管を差込むのですが、
出口は、LDの壁になります。
『LDの壁にみっともない冷媒配管を横断(5m程度)させろというのか?』
しかし、天井と壁の入隅部分(コーナー)には、
ピクチャーレールが存在しています。
『すると、天井で冷媒配管を横断させろということなのか?』
一般的なマンションでは、
壁と天井の入隅部分(コーナー)に、梁形に見せかけ配管ルートを確保しています。
しかし、ここでは、その梁形がありません。
施工会社の立会い者に、
「和室のクーラー配管はどうするの?」と尋ねると、
「梁形はオプションです!」と答えます。
「このマンションでは、和室を無くし広いLDにするオプションがあるのは聞いています。
梁形のオプションなんか聞いたこともないですよ!」
「でも、そう説明するように言われています!」
「梁形がオプションというのは聞いていますか?」と内覧会のご依頼者に尋ねると、
「いいえ、聞いていません!」とキッパリ。
「それでは、後で内覧会会場で解る方に説明していただけますか?」と要求。
すると、
「今日は、解る者がいません。」
内覧会の時に、その程度のことが解る人間が居ないというのも情けない。
「それじゃー後日、売主からマンション購入者の方に連絡してください!」
といったん保留です。
後日、売主よりの連絡
■和室部分につきましては、実際にはエアコンを取り付ける方が少ないので、
つけない場合に空間が広くなるメリットを考え、梁をオプション対応にしました。
クーラーを取り付ける人のことはどう考えているんだ!
だったら、コンセントやクーラースリーブを最初から取り付けるな!
■リビング部分の穴(クーラースリーブ)につきましては、
将来間取り変更した場合のエアコンの増設を考えた対応です。
室内側のボードを差し替えて穴(クーラースリーブ)を塞ぐ考えはありません。
和室を取り止め、広いリビングにするオプション対応の躯体スリーブだろ!
別な部屋では対応すると回答しているのに(実際対応済み)、対応が違うのか!
ここは、大規模マンション。
マンション購入者がご入居後、「クーラーの配管はどうするの?」という問い合わせが、
売主に殺到するのは目に見えています。