【141時限目】 author アーキスケット 出口
マンションの内覧会会場に入ると、
「こんにちは。本日、内覧会に同行させてただく○○です!」
と、売主側の内覧レディーがご挨拶。
「こんにちは!以前にもどこかでお会いしていますね。」
「ハイ!覚えております。」
と笑顔で答えてくれます。
なんとなく嬉しい・・・・
引き続き、
「施工を担当した△△建設の××です。」
と、年配の居丈高で気の難しいそうな人がご挨拶。
なんとなくやりづらそう・・・・
この内覧レディーと施工立会い者は、
内覧会同行のご依頼者と一緒に検査を進めていきます。
そして私は、孤独に黙々と検査を進めていきます。
検査の様子を見てみると、ご依頼者も、この施工立会い者に、
なんとなく指摘を言いづらそう・・・・
一通りの内覧会検査が終了し、
私の指摘事項を内覧会同行のご依頼者に説明していきます。
そして、施工立会い者は、”内覧会シート”に指摘事項を書込みながら、
居丈高に内覧レディーに向かって、
「そこの部分に付箋を貼って!」
と部下であるかのように指示していきます。
内覧レディーは、笑顔もなく、
「ハイ解りました。。。」
ここで、私の助け舟(?)
「確認なのですが、ここのパイプシャフトの中を覗くと、
キッチンに面するこちらの壁にはグラスウールが貼られていますが、
同じキッチンに面するあちら側の壁にはグラスウールが貼られていませんね。
矛盾があるのですが説明してください!」
「こういった仕様で造っているんですよ!」
と、まだ、居丈高な回答です。
「現状を聞いているのではなく、どういった仕様なのかを聞いているんです。」
「ここは、漏水があった場合に備えグラスウールを貼っているんです。」
と訳のわからない回答。
「グラスウールと漏水は関係ないでしょう!」
「○×△、○×△・・・」と、居丈高はどこかに消え飛びモゴモゴ言っています。
すると、施工立会い者の後ろで、
内覧レディーが、「ウンウン」と、私に味方するように頷いてくれています。
こんな誤魔化しの言い訳をされる時の私の悪い癖で、
「何て言いましたか?」と、更に突っ込んで聞いてしまいます。
「うーん漏水は関係ありませんね。後で確認させていただきます。」
と、やっと観念した回答。
後ろで、内覧レディーが、”ニンマリ”
その後、一通りの指摘事項を説明した後、
この内覧レディーが私を手招きし、
「この壁クロスにキズを見つけちゃいました。
私から指摘を言えないので、内覧業者さんから言ってもらえますか?」
「ハイ、解りました!ありがとうございます。」
またまた、内覧レディーが、”ニンマリ”
「施工立会い者さーん!ここにもキズがあるので追加してくださーい!」