【142時限目】 author アーキスケット 出口
広いルーフバルコニーのあるマンション内覧会に同行すると、
「こんな所で、星空を見ながら冷たいビールをイッパイ!なんていいだろうなあー」
なんて、いつも思ってしまいます。
でもでも、物思いにふけってなんかいられない!
ルーフバルコニーはチェックすべき項目がイッパイあるんですから。
今回の内覧会同行は、ルーフバルコニーのあるマンション。
早速、ルーフバルコニーに出て外壁を見ると、
外壁タイルの洗いがされていません。
この分じゃ、売主検査・施工会社検査も怪しいものです。
覚悟して検査を進めていくと、
出るは出るは、指摘事項のオンパレード。
施工会社の立会い者に、先ずは、
「ここの外壁タイルは洗いがされていませんね!」と指摘すると、
「本当ですね。見落としちゃっていますね!」と、
まるで、『たいしたことありませんよ!』と続けたいような言い方です。
「ここの外壁アゴの水切目地部分の目地棒(型枠材)が、全て残っていますよ!」
と床に這いつくばりながら指摘すると、
「わっ、本当だ!でもこんなの直ぐに取れますよ!」と言いながら、
バキ、バキ、バキ・・・・・
全長10mほどの目地棒を引き剥がしていきます。
「ついでなんで、アゴ下の防水押さえ金物の上を見てみて下さい!」と言うと、
全く意に介さず、
「何かありますか?」
「防水押さえの上のアスファルトコーチングが、隙間だらけですよね!」
これじゃー、防水の裏側に雨水が入ってしまいます。
施工会社の立会い者もさすがに、「スミマセン・・・・」
引き続き、指摘事項の説明。
「外壁を貫通している横引きドレーンの配管廻りにシールがされていませんね!」
「・・・・・」
「雨掛かり部分のクーラースリーブ・レジスター廻りにシールがされていませんね!」
「・・・・・」
「床のシンダーコンクリートに雨水が溜まっていますね!」
「・・・・・」
「外壁タイルが一部割れているところがありますね!」
「・・・・・」
「外壁に不要なアンカーボルト(間違い)がそのままになっていますね!」
「・・・・・」
「アルミ手摺の笠木に凹んだところがありますね!」
「・・・・・」
その他、指摘がイッパイ。
施工会社の立会い者も、
ただただ、内覧会シートに指摘事項を記載していくのがやっとです。
心の中では、
『ここまで指摘されるとは・・・・、早く逃げ出したい!』
と恥ずかしく思っているに違いありません。
だったら、
しっかり施工を行い、しっかり事前検査を行い、しっかり手直ししてから、
内覧会を行ってほしいものです!