【147時限目】 内覧会同行 アーキスケット 出口
エキスパンションジョイントというのをご存知ですか?
マンションなんかで、複数の棟がある場合など
それを繋ぐ部分で設置されるものです。
よく異なる棟どうしの廊下廻りなどで見られます。
棟が異なっていると、
地震なんかが起きた場合、建物の揺れが同一ではなく、
コンクリートで繋いでいると割れてしまう可能性があるからです。
さて、あるマンション内覧会で、
お部屋の中の検査を終え共用部分の外廊下の確認を進めていきます。
このお部屋の隣には、
別棟で、ゴミ置場が隣接しており、
パンフレットには、廊下天井面の取り合い部分で
エキスパンションジョイントが記載されています。
『ちゃんとエキスパンションが取り付いているな!』
と天井部分を確認!
『さて、壁の取り合い部分はどうなっているかな?』
と確認すると、
壁は、マンション棟とゴミ置場で繋がってしまっています。
『まさか!』
と、パンフレットを確認してみると、
壁は二重になっており、
隙間が10cm程度空いている図面になっています。
ただし、エキスパンションジョイントの金物の記載はありません。
でも、パンフレットの図面どおりには、
壁の隙間も10cm程度しかないので仕上られないよなあー。。。。
だからといって、別棟の壁を繋げてしまって良い訳ではありません!
施工会社の主任クラスと思われる立会い者に、
「ここの天井部分のエキスパンションは取り付いているけれど、
壁は縁が切れていませんね!」と指摘。
「でも、図面ではエキスパンションジョイントはありませんから・・・・」
「だったら、壁の小口が二重に見えるべきですよね!」
「壁面の仕上げが出来ないから塞いじゃっています・・・・」
「それじゃー、エキスパンションジョイントになっていませんよ!」
「だったら、コーキングでもしましょうか?」
もう、話しにならん!
「一人の意見ではなく、売主・施工会社として検討し是正してください!」
後日の再内覧会。
ご依頼者とマンションロビーに入ると、
売主担当者と施工会社の所長が出迎え丁重なご挨拶。
そして、再内覧会の確認に付きっきりで対応してくれます。
そして、先ず最初に、
「この度は大変申し訳ありませんでした。
ご指摘を受けたエキスパンションジョイントは、新たに金物を取り付けております!」
ごもっとも!