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内覧会同行ブログ 【それでも現状渡しなんですか?】

【159時限目】                           内覧会同行 アーキスケット 出口

「もしもし、キャンセル物件なのですが、
 マンション内覧会同行をお願いできないでしょうか?」

「もちろん良いですよ!」

と電話でのご依頼です。
詳しくお話を伺っていると、正規の内覧会に何度も行っているマンションです。
そして、その時は色々な大きな問題があったことが思い出されます。

もしかして、その影響でキャンセル物件が出たのか???

マンション内覧会当日、エントランスで待合わせをし、
「今日は、よろしくお願いします!」とご挨拶。

そこに、マンションデベロッパー担当者が現れ、
「こちらの方はどういったご関係ですか?」
と、私に目を向け警戒感をあらわに、ご依頼者に質問をします。

「内覧会同行でお部屋の検査を依頼しております。」
「そうですか・・・・」

そして、目的のお部屋へ案内され、
「さー、どうぞお部屋にお入り下さい!」
と、玄関扉を開けご依頼者をお部屋に誘導します。

次に、私がお部屋に入ろうとすると、
マンションデベロッパー担当者が先に部屋に入り、
ご依頼者が部屋の奥に行くのを確認したのち、
再び玄関から外廊下に出てきてドアを閉めます。

そして、予期せぬ発言が・・・・

「この物件は、キャンセル物件で現状渡しなのです。
 検査で指摘を受けても、施工会社は撤退しているので対応はできません!」

「そういったことは私にではなく、マンション購入者に言うべきことじゃないんですか?
 それとも、既にそのことを言ってあるんですか?」

「・・・・」

ということで、改めてお部屋の中でご依頼者へ説明してもらいます。

「指摘を受けても手直しはできません。現状渡しなのでお値段も安くしてあります。」

「そんなことは聞いていないし、検査もしないで購入はできません!」 

「売主がしっかりと検査を行い手直しがされているので大丈夫です!」

「いずれにしても、検査を行ったうえで協議しましょう!」

ということで、マンションデベロッパー担当者は一旦退室。

検査を進めていくと、
洋室のカーテンボックスの中に売主検査のマスキングテープが・・・・
よくよく見ると、クロスが破けたままになっています。

和室の戸袋内に売主検査のマスキングテープが・・・・
よくよく見ると、引戸縦枠と壁の取り合いにクロスの隙間があります。

トイレの便器の裏側を覗くと売主検査のマスキングテープが・・・・
よくよく見ると、壁の入り隅部分でクロスと巾木の隙間があります。

外廊下の縦樋でんでん部分に売主検査のマスキングテープが・・・・
よくよく見ると、外壁タイルが2枚割れています。

売主検査指摘事項の手直しも終わっていないじゃないか!

その他、畳の浮きやサッシの金物取り付け未済などなど・・・
新たな指摘事項として30項目を発見。。。

改めて、マンションデベロッパー担当者に来てもらい、

「売主検査の指摘事項の手直しすら残っていますよね!
 それでも現状渡しなんですか?」

「施工会社と連絡を取って確認します。。。」
と、現時点では手直しをするかどうか保留です。


後日、マンション内覧会同行のご依頼者からメールで、
「3ヶ月点検のときに、手直しをしてもらえることになりました!」
とわざわざのご連絡。

マンションデベロッパー側からすれば、
施工会社が撤退したあとの売残り物件やキャンセル物件で
現状渡しにしたいのは解りますが、
現状渡しを条件に販売し、
施工不良を押し付けるのはどうかと思いますよ!

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2008年06月10日 09:26に投稿されたエントリーのページです。

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