【172時限目】 内覧会同行 アーキスケット 出口
今回のお話は、
竣工引渡しに開催される通常のマンション内覧会ではなく、
いわゆる売残り物件の引渡し前の検査です。
ご依頼者と一緒にマンションエントランスに入ると、
売主担当者と施工会社担当者が引越作業に邪魔にならぬ様
お待ちかね。
売主から、
「お部屋を検査していただき、何か指摘がありましたら、
この検査シートに記載し、指摘箇所に付箋を貼って下さい!」
と、検査シートと付箋をご依頼者に渡しながら事前説明。
「施工会社さんは検査に立会いしないのでしょうか?」
と私が催促すると、
「通常の内覧会ではないので、基本的には検査に立会いませんが、
ご希望があるのでしたら、検査に立会います!」
と快く売主担当者が引き受けてくれます。
でも、当の施工会社の担当者は、
この説明を聞いているのか?いないのか?
そっぽを向いています。
ということで、
施工会社の立会い者と一緒にお部屋に入り、
今度は、私が検査の進め方について説明します。
「ご依頼者は施工会社の立会い者と一緒にお部屋を廻ってください。
私が挙げさせていただく指摘事項につきましては、
ひとつひとつ検査終了後に説明します。」
ふと、施工会社の立会い者を見ると、
この説明を聞いているのか?いないのか?
そっぽを向いています。
「お手数ですが、施工会社立会い者さんは、
この時、検査シートに追記するのと付箋を貼ってください!」
でも、そっぽを向いています。
「施工会社さんお願いしますね!」
と念を押すと、
「何のことでしょう?」
「今、説明したことを聞いていなかったのですか?」
「・・・・」
「指摘事項を検査シートに記載してくださいということです。」
「私は検査に立会いませんが・・・」
「エントランスロビーで検査立会いをお願いしましたよね!」
何やらブツブツブツブツ。。。
そして、ふてくされながら検査シートを受け取り、
訳もわからず違う部屋に行ってしまいます。
たぶん、電話でもしに行ったのでしょう。
その隙にご依頼者から、
「まったくやる気が無いみたいですね。担当者を替えてもらいましょう。」
との提案。
「では、先ほどの売主に連絡してください。」
しばらくすると、
先ほどの施工会社の立会い者が、
「誤解を招いたようです。申し訳ありません。。。」
と、引きつった笑みを浮かべながら釈明をします。
何が誤解なのか解りませんが、
今までの態度をご依頼者も許しません。
結局、売主から指名されたのか、
施工会社の責任者である現場所長に選手交替です。
こんな経緯があった為かこの現場所長、
何を指摘しても、
「ハイ!手直しさせていただきます!」
と満面の笑みで返事をします。
でも今夜、
施工会社の現場事務所では、
この現場所長の顔が、
鬼の形相に変わることでしょう。。。