【175時限目】 author アーキスケット 出口
「今度、マンションの内覧会があるんですが、
このマンションのネット掲示板を見ると、内覧会の評判が悪く心配です。
私たち夫婦だけでは、
売主や施工会社から言い訳されたら何も言えないと思います。
是非、マンション内覧会のプロに同行をお願いしたいんですが・・・」
内覧会での交渉相手はマンション販売や施工のプロ!
こんな不安を持っているマンション購入者は多いのではないでしょうか。。。
ネット掲示板の評判には誹謗中傷も多く、
通常、マンション内覧会の前に、
ネット掲示板の評判を確認することはしていません。
しかし今回は、事前に確認してマンション内覧会に臨みます。
・指摘事項が100以上もあった!
・施工会社の内覧会立会い者が言い訳ばかりする!
・売主の販売担当者の対応が悪い!
などなど。。。。
ご依頼者が言っていたとおりの悪い評判ばかりです。
そして、
マンション内覧会当日、お部屋の検査を進めると、
案の定、お部屋の出来映えは悪く、
キズや汚れはもちろんのこと、
専用庭のフェンスの位置が1mも違っていて面積が狭い。
目隠しパネルの仕様がガラスからアルミパネルに変更されていてお部屋が真っ暗。
などなど。。。。
大きな指摘も挙がります。
検査終了後、
ロービーに設置された内覧会場で、
指摘事項の確認です。
すると、内覧会同行ご依頼者の奥さんが、
「なんで、キズや汚れの指摘が100個以上もあるんですか!」
「・・・・・」
「なんで、フェンスの位置が違ているのが事前に気が付かないんですか!」
「・・・・・」
「なんで、目隠しパネルの仕様が了解なく変更されているんですか!」
「・・・・・」
内覧会のプロが同席しているためか、
施工会社の担当者も下手な言い訳ができず黙り込んでいます。
相手の沈黙に対し、
更にテンションが上がってきたご依頼者の奥さんが、
「施工会社はこんな仕事しかできないんですか!」
「・・・・・」
「売主は、事前に検査をしていないんですか!」
「・・・・・」
「ネット掲示板でこのマンションの評判は知っているんですか!」
「・・・・・」
と施工会社の担当者を更に攻め立てます。
すると、この雰囲気を察知して、
売主や施工会社の上司たちがテーブルに集まってきます。
「売主は施工者任せなんですか!」
「・・・・・」
「施工会社の責任者として、部下の指導をどうしているんですか!」
「・・・・・」
「チョットそこの人、何をへらへら笑いながら聞いているんですか!」
「・・・・・」
「皆さんからすれば、私はぜんぜん年下です!
その年下の私から説教なんてされたくないですよね!
だったら、ちゃんとした仕事をしてください!」
興味本位(?)で近寄ってきてしまった人も含め、
売主、施工会社の総勢6人が直立不動で延々30分、
年下の説教を聞かされました。
当初、内覧会同行のお申込みの時の、
「何も言えないと思います。」とは・・・・
でも、
「出口さんが居てくれたお陰で、色々言うことが出来ました!」
といった感想をいただくケースはよくあります。