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内覧会★同行日記 【断熱材折り返しは不要?】

【177時限目】                              author アーキスケット 出口

ここは、RC高層マンションの妻側の部屋にあるユニットバス。
妻面だけの特権である窓から街の景色が見渡せます。

こんな景色を見ながらバスタイムなんて良いだろうなあー。。。

と思いつつ、のんびりは出来ません。
さて、マンション内覧会検査を進めねば!

浴槽に足をかけ、
ユニットバスの天井点検口に頭を突っ込み、
屋根裏の施工状況を確認します。

すると、妻側コンクリートスラブの下側に
断熱材(ウレタンフォーム)の折り返しがありません。

通常、外壁では、
外気温とお部屋の温度の温度差で結露が生じないように
ウレタンフォームで断熱が施工されます。
そして、戸境コンクリート壁やコンクリートスラブにも
ヒートブリッジ(熱橋)の影響が出ないよう、
外壁側から45cmから60cm程度
この断熱材の折り返しがされることが一般的になってきています。

先ず、マンション内覧会検査に立ち会っている担当者に、
「戸境壁の外壁側に壁段差があるのは何故ですか?」
と質問をします。

『そんなことも知らないのか!』
といった顔で、
「ここは、断熱材が折り返しがされているので、その部分だけ壁のフカシがされています!」
と、予想どおりの回答。

「では、天井裏のコンクリートスラブにも断熱折り返しがされていますか?」
と、仕上げでコンクリートスラブが見えなくなっている天井を指差しながら尋ねます。

「ハイ!住宅性能評価も取っています!」

「そうですか。。。そしたら、ちょっとユニットバスに行きましょう!」

そして、天井点検口を開け、
「この妻側のコンクリートスラブは断熱の折り返しがされていませんよね!」

「・・・・・、内覧会場の方で図面を確認します。」
と、一旦保留。

で、内覧会場。

設計図面を持って来てもらって、
矩計図(断面詳細図)を確認します。

矩計図1.では、南北面の断面が詳細に記載されています。
「南面のバルコニー側、北面の外廊下ともに、
 コンクリートスラブ下に45cmの断熱材の折り返しが記載されていますね!」
「ハイ・・・」

さて、次ぎのページをめくって、
「アレッ、西面の妻側のコンクリートスラブ下にも
 45cmの断熱材の折り返しが記載されていますよ!」

「本日は、責任者がいませんので、確認のうえ後日連絡します。」
と、本日のマンション内覧会はこの問いかけを保留にして終了です。

そして後日、

「先日確認いただいた設計図面は初版であり、
 その後、住宅設計基準の観点から、ウレタン吹き付けによる
 断熱材の折り返しは要求水準以上の設計であると判断をし、
 それを行わない設計に変更しました。」

との回答。

・妻側だけ、断熱材の折り返しについて検討し設計変更するなんてするだろうか?
・要求水準以上の設計と判断した根拠は何なのだろうか?

この問いかけには、未だに回答が帰ってきません。

今更、仕上がった天井を壊して断熱材の折り返しの施工は困難です。
しかも、妻側の全所帯。
辻褄の合う回答を考えるのに苦慮しているのでしょう。。。。

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2008年08月12日 09:41に投稿されたエントリーのページです。

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