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内覧会★同行日記 【マンション内覧会対応マニュアル】

【179時限目】                              author アーキスケット 出口

マンション内覧会で、先ずバルコニーの検査です。

はじめに目に付いたのが、
床に貼ってある長尺シートと壁との取合いにシーリングがされていません。
そして、排水溝が防水されていません。

この長尺シートの水上端部、
一般的には、雨水が入り込まないようにシールがされます。

もし、長尺シートの内側に雨水が入り込めば、
長尺シートが剥がれていくことが考えられ、
最悪の場合、ひび割れしたバルコニーのコンクリート床から、
下の階へ、雨水がポタポタなんてことも・・・・
そして、排水溝も同様です。

「ここのマンション仕様では、長尺シート水上端部のシールはしないんですか?
 また、排水溝の防水はしないんですか?」
と、施工会社立会い者に尋ねると、
何やらアンチョコを取り出し、
「ハイ、長尺端部シールも排水溝の防水もしません!」

「それ、何ですか?」
と、そのアンチョコのことを尋ね見せてもらうと、

《 マンション内覧会対応マニュアル 》

と記載されています。

その中の項目に、
『バルコニー長尺シート端部のシールはしない。』
『排水溝の防水はしない。』
と記載されています。

長尺シートの端部シールや排水溝の防水は当たり前だからこそ、
質問があることを想定し、《 内覧会対応マニュアル 》に記載されているのでしょう!

次に、共用廊下で内覧会検査をしていると、
パイプシャフトの鋼製建具と外壁タイルとの間に大きな隙間があります。
実は、このお部屋だけではなく、
全ての所帯が同じ状況です。

内覧会のプロから見れば、
明らかに、施工図上の納まり検討の失敗!
建具枠にタイルを呑み込ませるところを、同一面でタイルを止めてしまっています。

これじゃー、隙間が見えてしまうよなあー!
でも今更、全所帯手直しすることは難しいよなあー!

で、この隙間を指摘すると、

先ほどの、《 マンション内覧会対応マニュアル 》を見せてくれて、

『パイプシャフトの建具周りの隙間はシールをしません。』
と記載されています。

こんなことが、
《 マンション内覧会対応マニュアル 》に記載されていること自体がオカシイ!


内覧会場での協議の場で、
その他にも何か隠しごとがあるのではないかと思い、

「その、《 マンション内覧会対応マニュアル 》のコピーをもらえませんか?」
と要求すると、

「社内書類であり、渡せません!」
と、かたくなに拒否。

後日、マンション内覧会同行のご依頼者から、

「モデルルームの写真を確認したら、
 バルコニーの防水は写っていました!」

との報告がありました。

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2008年08月25日 11:59に投稿されたエントリーのページです。

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