【183時限目】 author アーキスケット 出口
超高層マンションの内覧会。
ここはバルコニーに面する南側の洋室です。
ハイサッシの掃き出しアルミサッシが取り付けられており、
視界は良好!
そして、マンション内覧会同行のご依頼者のご夫婦が、
カーテン業者の持ってきたサンプルを比較しながら
『どのカーテンがいいかしら・・・・』
『そうだなあー・・・・、この明るめのカーテンなんか良いんじゃないか!』
『こっちの方が素敵じゃない?』
『そうだね。君の好きなほうを選んで良いよ!』
なんて、羨ましい夫婦の会話が弾んでいます!
その会話につられ、
アルミサッシを見ていると、
その横にある20cmくらいの袖壁にコンセントプレートが取り付けられています。
そして、カーテンボックスを見てみると、
15cm程度のカーテン溜まりが設けてあります。
このカーテン溜まりとは、
カーテンを全開にしたときのカーテンスペースで、
アルミサッシからの眺望も全開となります。
で、
「このカーテン溜まりの壁部分にコンセントがありますけど、
火事なんかが心配ですよね!」
と、施工会社の立会い者に指摘です。
「わっ!本当ですね!設計ミスでしょう。
こちらの壁に移動させていただきます。」
と、素早い回答。
しかし・・・・
「こちらの壁は、戸境壁ですよね!」
「ハイ・・・・」
「この戸境壁は、耐火遮音間仕切りで、
コンセントなんかを取り付けたら、
遮音性能も悪くなるし、耐火性能も確保できませんよね!」
「わっ、本当だ!どうしたら良いでしょうか?」
と、情けない回答。
「リビングとの間仕切壁にコンセントを付ければ良いんじゃないですか!」
「うーん、でも、そうなると配線工事が大変なんですけど・・・・」
と、煮え切らない回答
「売主と相談して、回答してください。」
と、一旦保留。
そして、後日、売主よりマンション内覧会同行のご依頼者へ、
『カーテンレールに留め金具を取り付けさせていただきます。』
と、なんとも安易で安上がりな手直し方法での回答です。
これじゃー、不要なカーテンレールが15cm程度見えたまま。
そして、何よりも、せっかくの眺望が、
カーテンで15cmほど遮られてしまいます。
結局、マンション内覧会同行のご依頼者から、
「売主からの謝罪もあったので、留め金物での手直しを受け入れました。」
とのご報告。
「そうですか・・・・、そうしたら、カーテンの採寸をもう一度した方が良いですね!」
「えっ?カーテンのサイズも変わってしまうんですか?」
「そうですよ!カーテン業者に早く連絡をした方が良いですよ!」