【194時限目】 author アーキスケット 出口
マンション内覧会同行のご依頼者と、
最寄り駅で待ち合わせ、目的のマンションに向かいます。
その道すがら、
「このマンションはまだ完売していなくて、
私たちが購入した同じタイプの部屋を、
500万円も値下げして販売しているんです。。。」
「へー、内覧会の時期で、もう値下げ販売しているんですか・・・」
「なんか、500万円損した気分です。。。
契約後の値引き交渉は出来ないんでしょうか?」
「言うだけ言ってみてはいかがですか?」
なんて、少々悔しい話題となってしまいます。
この時期、サブプライムローンの余波を受け、
深刻な不動産不況です。
新興デベロッパーなどは体力も小さく資金調達に四苦八苦。
少々の値引きをしてでも、早く現金がほしいのです。
さて、お部屋に入ると、
「わー!大きな墓地が丸見え!見えないかと思ってたのにー。。。」
と、マンション内覧会同行のご依頼者の第1印象。
しばらくすると、
「思っていたより、車の騒音が大きいわー。。。」
と、マンション内覧会同行のご依頼者の第2印象。
とは言っても、
私としてはどうしようもなく、お部屋の検査を進めます。
お部屋の出来としては、
・バルコニー側溝の水勾配が取れていない。
・ガラスのキズが数箇所
・壁の倒れが許容値オーバー
などなど、少々手直しに手間のかかる指摘が挙がります。
そして、内覧会場で施工会社と協議のうえ、
「指摘されたものは、全て手直しします。」
と回答を得て、マンション内覧会は無事終了。
後日、
「もしもし、先日は大変お世話になりました。
また、同じマンションの内覧会に同行していただきたいのですが。。。」
「ハイ、再内覧会の同行依頼ですね。」
「いえ、同じマンション内でお部屋を買い替えたんです!」
「えっ???」
で、改めてのマンション内覧会当日、
最寄り駅で待ち合わせ、マンションに向かう道すがら、
「同じ新築マンションの買い替えで、2度の内覧会同行依頼なんて初めてですか?」
「ハイ、初めてです!」
「今度のお部屋は、墓地も見えないし、騒音もそんなに気にならないところです!」
「納得いくお部屋がまだ空いていたのですね!」
「ハイ」
「でも、手付金なんかどうなったんですか?」
「それも含めて、追加料金もありませんでした。本当にラッキー!!!」
この不動産不況で、
マンション価格がどんどん下がっている時期が成せる
マンション買い替え成功談でした。