【202時限目】 author アーキスケット 出口
ご依頼者のご夫婦とお部屋に入ると、
売主、施工会社、設計者とが何故か大勢立会います。
検査途中でも相手側は入れ替わり立ち替わりで部屋を出入りするので、
一体何人の立会者がいるのだろう???
少なくとも7人から8人はいます。
マンション内覧会同行業者が珍しいということなのだろうか?
その中には、
ポケットに手を突っ込んで、
体をハスに構え、
こちらを睨めつけるように検査状況を見つめる者さえいます。
でも、こちらは普通に検査を進めるだけ!
ひととおりの検査が終了し、
指摘事項を説明します。
ご依頼者を含めると、
総勢10人程度がぞろぞろぞろぞろ・・・・
指摘事項を説明するたびに何か言い訳けし、
確認事項を問うたびに
実際とは異なった説明ばかりする施工会社の立会者。
ご依頼者はもとより、
こちらも不信・不安・怒りが込み上げてきます。
「この洋室の壁は、最初に確認した許容値を超えていますよ。」
と、レーザーレベルを光らせ、スケールを当て、
施工会社に確認してもらいます。
「レーザーレベルはちゃんと水平にセットしたの?」
と、疑いの言。
「このレーザーレベルは自動的に水平になりますよ!」
「じゃー、レーザーレベルの精度が悪いんじゃない?」
ここで、違う場所の真っ直ぐな壁にレーザーレベルの光を当て、
「もし、レーザーレベルの精度が悪ければ、この壁が傾斜していることになりますよね!
いずれにしても、施工会社さんの方で再度確認し、
壁の傾斜が許容値を超えていれば手直ししてください!」
「こっちで確認し、許容値を超えていれば相談させてもらいます。」
相談???
『何としても手直しはしないぞ!』と聞こえます。
私としては、客観的に検査をしているのであり、
手直しを強制はしませんが、
施工会社自身で回答した許容値を超えているのに、
プライドは無いのかと疑ってしまいます。
この一触即発、険悪なムードが漂う中、
ご依頼者の奥さん登場!
「許容値を超えていれば、手直ししてもらえるんですよね!」
と、今まで会話に参加していなかった売主立会者に念押しします。
「・・・・・後で確認し、回答させていただきます。」
次に、
玄関入口の共用部分での指摘です。
「この吹き抜けを囲っている梁底で、3方は水切り目地がありますが、
残りの梁底に水切り目地が入っていませんね!
理由は何でしょうか?」
(よーく見ると、水切目地がモルタルで潰されている。)
「・・・・・」
「しかも、このフロアーだけでなく全フロアーとも。」
「・・・・・、手直しするには足場が必要ですから。。。。」
この進展しない手直し協議の中、
ご依頼者の奥さん、再び登場!
「手直ししてもらえるんですよね!」
「・・・・・、後で確認し、回答させていただきます。」
次の日、この奥さんかのメール
・・・前略・・・
施工業者の態度の悪さを不快に感じられたと思います。
大変申し訳ありませんでした。
一緒に同行していた売主の方も謝っておられました。
いろいろと不安がありましたので、
最後にモデルルームにもどり、
売主の支店長さんと営業担当者と話し合い、
すべて納得いくまで修繕していただくお約束をいただきました!