【205時限目】 author アーキスケット 出口
待ち合わせをした駅からマンションまでの道中、
マンション内覧会同行のご依頼者から、
「実は私、何某デベロッパーの社員なんです。」
と、突然の告白。
この何某デベロッパー、新興デベロッパーの中では最大手。
「へえー、そうなんですか?でも、購入されたマンションは他社物件ですよね。」
「社内では秘密にしています。」
「それにしても、デベロッパーの方からの内覧会同行のご依頼は初めてですよ。」
「自分は営業で、日頃はマンション内覧会の案内もしているんです。
実は、以前に出口さんをお見かけしたこともあるんです。。。」
と、またまた、思いがけない告白。
「そうだったんですか。」
「キズとか汚れなどといったものは、チェックの自信があるんですが、
”内覧会ブログ”なんかも見ていると、
やっぱり、専門家の見方は違うんだなあーと痛感しています。」
そんな会話を交わしながらマンションへ到着。
そして、いざ、内覧会検査開始!
このご依頼者、
日頃のうっぷん(?)を晴らすかのように、
『ここまで指摘するかー』と思われるくらいのキズや汚れを見つけては、
施工会社の立会者に指摘していきます。
そして、
あっと言う間に、お部屋は付箋だらけ。
私の方はと言うと、
キズや汚れも含め、その他専門的な項目もマイペースでチェックしていきます。
しかし・・・・、
チェックすれどもすれども、指摘事項が見つかりません。
ちょっと、焦ります。。。
そして、最終的には、
ご依頼者の気がつかなかったキズ数項目のみが、私の指摘事項です。
「この出来栄えだったら、内覧会同行のご依頼をされなくても良かったですね!」
「いえ、それは結果論ですし、
大きな指摘事項が見つからなかったんですから良かったです!」
と、笑顔で答えてくれます。
そうなんです!
内覧会の後、お互い笑顔なのが一番なんです!