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内覧会★同行日記 【耐火遮音間仕切り壁に穴】

【214時限目】                              author アーキスケット 出口

ここは、大規模中層マンション。

内覧会検査でお部屋に入ると、
戸境い壁は、耐火遮音間仕切り壁が使用されています。

この耐火遮音間仕切り壁、
聞こえはカッコ良いのですが、
たんに石膏ボードを何枚か重ね、間にグラスウールなどの遮音材を入れたものです。

従って、げんこつで、”ドン、ドン”と叩くと、
お隣に振動が響いてしまいます。
よく、遮音体感テストと称して、
隣の部屋にラジカセをセットし、
大きな音量で音の伝わりを体感することが行われます。

それはそれで良いのですが、
ラジカセ程度では軽量音。
ステレオなどの重量音では、結構響いてしまいます。

昔は、この耐火遮音間仕切り壁、
工程短縮や建物重量の軽減を目的に
超高層マンションの間仕切り壁に使用されていましたが、
最近では、中層マンションでも使用されてきています。

個人的には、コンクリート壁が好みなのですが・・・・

さて、マンション内覧会の検査を進めていると、
洋室のウォークインクローゼットの壁が耐火遮音間仕切り壁となっています。
そして、棚板の受け材が耐火遮音間仕切り壁にビス留めされています。

耐火および遮音を目的とする壁に穴!

影響がどの程度あるかと言えば、微々たるものかも知れません。
しかし、常識外!

改めてパンフレットの間取り図を確認すると、
耐火遮音間仕切り壁の内側にフカシ壁があり、
そこに棚板を取り付けるようになっています。

設計者は、常識的!

「このパンフレットに記載のフカシ壁はどうしたんですか?」

「ハイ。取り止めています。」

「だと、耐火遮音間仕切り壁に棚板取付のビス穴を開けていることになりますよね!」

「ハイ。あまり問題ないと思います。」

「そもそも耐火遮音間仕切り壁にビス留めは利かないと思いますが・・・・」

「耐火遮音間仕切り壁の中に、鉄板を入れています。」

そもそも、この耐火遮音間仕切りは認定商品。
所定の施工方法を行うことが前提になっているのです。

”ビス穴を開ける。鉄板を入れる。”なんて、
本来の施工方法ではありません。

「メーカーの見解を確認しておいてください!」

「ハイ。確認しておきます。」

後日、別なお部屋の内覧会時、

「メーカーの見解では、”問題ない。”ということです。」
との回答。

本当にそうなんだろうか?
そんな回答をするメーカーまで疑わしい。。。

このフカシ壁を取り止めた理由としては、
”少しでも、部屋を広くしたほうが良いと思って・・・・”
とのこと。

一応、マンション購入者に良かれと思っての変更らしい。

ビス穴の問題は別としても、
訂正図(正誤図)をマンション購入者に配布し説明するべきでしょう。

もしかしたら、入居者が、
二重壁が取り止めになっているとはつゆ知らず、
棚の取り付けなどで、
”お隣さんのお部屋まで穴を開けてしまった!”
なんてことになりかねませんから。。。

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2009年01月24日 18:15に投稿されたエントリーのページです。

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