【221時限目】 author アーキスケット 出口
朝早い時間マンション内覧会に向かう途中、
気温がドンドン、ドンドン上昇していきます。
着ていた防寒着を脱ぎ捨て、
マンション内覧会のご依頼者の待ち合わせ場所へ!
そして、挨拶と受付を済ませ、
目的のお部屋へ向かいます。
その途中、
どのお部屋もどのお部屋も、
外壁のタイル面や玄関ドア、長尺シートが水でビッショリ濡れているのです。
マンション内覧会に備え、
朝方、水洗いでもしたのでしょうか?
と思われるほど、濡れているのです。
施工会社の立会者に、
「水洗いをしたばかりでしょうか?」
と、尋ねると、
「いえ、いえ、結露だと思います!」
「そうだとしたら、スゴイ結露ですね。
マンション内覧会でこんな結露見たことありません!」
「私も長年マンションを造っていいますが、こんな結露を見るのは初めてです!」
「急激な温度上昇と昨夜の小雨が結露の原因ですかね。。。」
「お部屋と外気温度の差が大きくなったためでしょう。。。」
という回答に、同意してしまいます。
だとすると、断熱性能が不足している・・・・
こんなやり取りを聞いていたマンション内覧会のご依頼者も、
納得した(?)のですが、
やっぱり、不安を隠しきれません。
入居後は、結露しないのだろうか?
結露は、
お部屋と外気の温度差、お部屋の水蒸気量、壁面の対流を条件に
発生します。
「お部屋の使用勝手で大きく違います。」とは言ったものの、
通常の使用で、結露が発生して良いものではありません。
もし、お部屋側で結露したら、
その対策は大変なことに。。。
帰りの電車の中で、
『そうだ!お部屋と外気温度の差ではない!』
そして。
『断熱性能が不足しているからではない!』
結露の原因は、
”コンクリートの熱容量が大きいからだ!!!”
と、遅ればせながら気づきます。
技術者として、今頃気づくなんて恥ずかしい。。。
熱容量が大きいということは、
”熱し易く冷めにくい”
ということで、
この日の急激な外気の温度上昇のスピードに、
コンクリート壁の温度上昇がついていけず、
外壁表面で大きな温度差が生じてしまったからなのです。
すなわち、お部屋の温度はほとんど関係ないのです。
あくまでも、外部結露に関しての見解であり、
お部屋側の結露の発生の可能性を述べたものではありません。
あしからず。。。。
マンション内覧会のご依頼者に、
説明不足に対するお詫びのメールをしておきました。