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内覧会★同行日記 【倒産ゼネコンの置き土産】

【222時限目】                              author アーキスケット 出口

最寄駅からマンションまでの道中、
マンション内覧会のご依頼者との会話。

「このマンションを元々施工していたゼネコン、倒産してしまったんです。。。
 途中交代劇があったんで、心配なんです。。。」

「この不動産不況でデベロッパーやゼネコンの倒産が相次いでいますからね。。。」

私自身、
デベロッパーの交代劇のあったマンションは経験があり、
その時は、マンション自体の出来栄えには影響を感じられませんでした。

しかし、ゼネコンの交代劇となると・・・・

「工事途中にゼネコンが代わるとデメリットもあるんでしょうか?」

「工事の引き継ぎは大変でしょうからね。」

と、口を濁さざるを得ません。


さて、マンション内覧会、
デベロッパー担当者と新しいゼネコン担当者が、
検査に立ち会ってくれます。

お部屋に入ると、
仕上がり状況は、一見、非常に良い出来です。

マンション内覧会ご依頼者も、
”ホッ”
とした表情が見て取れます。

しかし、しっかりチェックしなくては、何が出てくるかわかりません。

検査途中、ゼネコン担当者に、
「途中交代は大変だったんじゃないですか?」

「本当に大変でした。」

「工期にも影響したでしょう。。。」

「2か月弱、工事がストップしていたので突貫工事です。」

「いつごろのタイミングで交代したんですか?」

「ちょうど、躯体工事が終わったころです。」

「すると、このバルコニー先端の水切り目地の形状は、
 前のゼネコンの置き土産ですか?」

実は、この水切り目地、
通常であれば躯体工事で目地棒というものを入れ、
溝になっているんですが、
その目地棒を入れ忘れてしまっており、
溝ではなく、15mm角のステンレスパイプを取り付け、
水切り目地の代用としています。

しかも、マンション全体で!
こんな光景、めったに見られるものではありません。

「コンクリートに溝を造るのは大変なので、
 売主にも相談し、ステンレスパイプにしました!」

横にいた売主も、
「ゼネコンと相談し、そうしました!」

でも、デベロッパーとしてその考え、
ちょっと違うんじゃない?

もし、当初のゼネコンから相談されたら(そもそも相談なんかしないが・・・)、

「おたくのせいなんだから、手直ししてよ!」
と言うでしょう!

今は、引き渡し直前の内覧会。
今更、足場を組んで手直しするというのも現実的ではありません。。。

しかし、
倒産ゼネコンの置き土産のツケがマンション購入者に回っているよ!!!

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2009年02月19日 09:16に投稿されたエントリーのページです。

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