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内覧会★同行日記 【販売代理人は敵?味方?】

【227時限目】                              author アーキスケット 出口

最近、完成済みマンションの内覧会同行のご依頼が増えています。
この1週間でも4件。
不動産不況による値下げラッシュで、
割安感が出ているのかもしれません。

で、完成済みマンションの販売事務所に行くと、
どこの販売代理人も、
お決まり文句の一言。

「現状有姿での引き渡しです!」

でも、この”現状有姿の引き渡し”という意味は、
一体どんなものなのでしょうか?


完成済みマンションの内覧会検査を終え、指摘事項の説明です。

「トランクルームの壁の薄塗りモルタルが剥がれていますね。」
「経年劣化によるものですので現状有姿での引き渡しです。」
「竣工1年でモルタルが剥がれるのは、経年劣化ではなく施工不良ですよ!」

「このガラス、火花による焼けが無数(百個以上)にありますね。」
「キズ・汚れは現状有姿での引き渡しです。」
「こんなのは、明らかに施工時のものですよ!」


ここで、指摘の内容にたまりかねた販売代理人、

「現状有姿での引き渡しなので、
 サッシの作動確認や設備の運転確認といったものだけにしてください。」

「通常のお部屋の使用(ここはモデルルームとして使用)での、
 ある程度のキズ・汚れといったものは理解もできますが、
 明らかに、施工による不具合は手直しされるべきではないでしょうか!」

「しかし・・・・」

「販売代理人は、施工会社の味方なんですか?
 本来、マンション購入者の味方であるべきではないんでしょうか!」

「・・・・・」
と、どうも納得いかない様子。

「明らかに施工のミスによる内容のものは、
施工会社も誠意をもって手直ししてくれるはずですよ!」


ということで、引き続き指摘事項の説明を再開。

「このアルミサッシ枠のビスが抜けていますよ。」
「・・・・・」

「バルコニーの排水溝のモルタル補修部がウレタン防水されていませんね。」
「・・・・・」

「縦樋支持金物周りのタイルが割れてしまっていますね。
 しかも、ワッシャーを外してあるので手直し途中だったみたいですね。」
「・・・・・」

「縦樋が外壁塗装材でベタッと汚れていますね。」
「・・・・・」

「バルコニーのアルミ手摺の下桟が大きく凹んだうえに曲がっていますね。」
「・・・・・」

「このクロゼットのボックスの補修跡が悪いですね。
 しかも、社内自主検査の印であるテープも残っていますよ!」
「・・・・・」

「押入れのフスマ下枠が大きく割れてしまっていますね。」
「・・・・・」

「洗面室の壁タイルが割れてしまっていますね。」
「・・・・・」

「玄関ドア枠の塗装で、ツヤ有りとツヤ無しが混在していますね。
 これは明らかに補修時の塗装材料の間違いですよ!」
「・・・・・」

その他、出るは出るは、45項目。
中には、経年によるクロスジョイントの隙間などの指摘もありますが・・・・・
この販売代理人も驚いたのではないでしょうか?


そもそも、
こんな内容の指摘が山ほど出るなんて、
施工会社の自主検査、デベロッパーの売主検査が
まともに行われていないとしか言いようがありません!

販売代理人の責任ではないのです。

それでも、”現状有姿での引き渡し”と言うのでしょうか?

是非、マンション購入者の味方になって、
施工会社との交渉をしてほしいものです。

それにしても、
あのお部屋がモデルルームだったということは・・・・・


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2009年03月09日 11:08に投稿されたエントリーのページです。

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