【229時限目】 author アーキスケット 出口
マンション内覧会検査および協議終了後、
当初契約図からの訂正について
売主側から説明があります。
「管理用の扉を追加しました。」
「ここに扉があることが当然ですので改善になりますね!」
「階段の回る方向が反対向きとなります。」
「単純な図面記載ミスですね!」
こういった内容で、
・当初図面から改善するためのもの
・役所指導により訂正となるもの
・明らかな図面表記ミス
などといったものは理解できます。
しかし・・・・
引き続き、
「このロビーに自動販売機を設置しました。」
「念のためですが、その自動販売機の管理はどこが行うのですか?」
「当社関連会社の管理会社が行います。」
「自動販売機から得られる利益はどうなるのですか?」
「管理会社のものとなります。」
「えっ?マンション管理組合のものとならないのですか?」
「ハイ。。。。」
「人の土地・建物内で、無償で商売をするということですか?」
「・・・・・」
「マンション管理委規約や契約書に記載はされているのですか?」
「いえ、記載はされていません。」
ここで、急遽、後ろでこのやりとりを聞いていた上司と思しき人が、
「自動販売機の利益は、マンション管理組合のものとさせていただきます。」
引き続き、
「2箇所ある階段下の扉を中止しました。」
「扉を中止したら、その階段下の倉庫(?)には、どうやって入るのですか?」
「入ることはできません。デッドスペースとなります。」
「扉を中止した理由は何ですか?」
「・・・・・、私には解りませんので、設計者を呼びます。」
で、設計者が登場。
「理由は・・・・、このスペースがあると容積率がオーバーするからです。」
「確認申請時の図面では、この扉は無かったのですか?」
「確認申請時の図面からありました。」
「それでは、承認されているのですよね。」
「・・・・・」
「扉を中止にする必要が本当にあったんですか?」
「面積がオーバーしますので。。。。」
「では、設計者である”あなた”のミスなのですね!」
「・・・・・」
引き続き、
「この植栽を中止し、砂利敷きにしました。」
「植栽を中止した理由はなんでしょうか?」
「上部に庇があって日陰になり、植栽が枯れてしまうからです。」
「では、このエントランスの庇の下やバルコニーの下の植栽部分も
植栽を中止する必要があるんじゃないですか?」
「・・・・・」
「日陰になるという理由で植栽を中止するというのでは、矛盾しますよね!」
「・・・・・」
マンションでは、
当初図面から変更・訂正がされる場合が多々あります。
そして、その理由が妥当なものであれば良いのですが、
理由なき訂正がされる場合があります。
そんな時、
売主のミス、設計者のミス、施工会社のミス
が、見え隠れしています。