【238時限目】 author アーキスケット 出口
今、流行のアウトレット。
意味はというと、
”訳あり商品”、”キズもの商品”、”B級”、”在庫処分品”
といったものでしょうか。。。
それでは、アウトレットマンションとは?
”売れ残り値下げ物件”、”他デベによる一括購入再販物件”
といったものでしょうか。。。
さて、こんな、”アウトレットマンション” をご契約しようとしている方から、
「格安マンションなので購入しようとしているんですが、
もともとは、ヒューザー物件といった情報も聞くので見ていただけませんか。。。」
といったご依頼。
価格はというと、
半年ほど前の新築時には、4700万円だったマンションが2350万円!
何と、50%値引きの格安マンションです。
ご依頼者と最寄駅で待ち合わせをし、
マンション現地販売事務所を訪れると、
「いらっしゃいませ。お待ちしておりました。」
と、販売員が出迎えます。
で、ご依頼者の後ろに控えていた私にそっけない視線を向け、
「お宅はどなたですか?」
「お部屋の検査で来ました。」
「何の検査ですか?」
「通常の新築時の内覧会で行うような検査です。」
「そんなことをするんですか?」
ここで、この不快な販売員に対し、ご依頼者から後方支援。
「前もって、内覧業者よる検査の申し入れをしていますよね!」
「ああー、そうだったですね。」
で、お部屋に入り検査スタート!
すると、出来の悪さが一目瞭然。
壁、天井のクロスは、
下地パテ処理の大きな不陸、
あり得ないほどのブツや浮きが多数、(たぶん何百個)
クロスジョイントの隙間、などなど、
全滅だ!
その他、
・テラスの床タイルは各所浮いている
・この階だけ、バルコニーの伸縮目地の入れ忘れ
・サッシ枠のビス抜け
・ベントキャップの取り付け忘れ
・トイレと廊下の床見切り部分で、床段差が8mm
・アルミサッシ水切り下のシーリングがされていない
などなど、
あり得ない指摘があっと言う間に50か所を超えていきます。
クロスのキズやフローリングのキズなど含めると数え切れません。
こんな状況では、
売主検査も、施工会社の自主検査も行っているようには思えません。
検査結果を知ったご依頼者は困惑顔。
本当に、契約前で良かったのですが、
でもでも、この格安マンションに未練が残っているようです。
それにしても、今回のマンション、
マンション価格 : 売れ残り値下げ物件
販売経緯 : 訳あり商品
マンションの出来栄え : キズもの商品
売主・施工会社検査 : B級
販売員 : B級
と、名実ともに、”アウトレットマンション” でした。