【240時限目】 author アーキスケット 出口
マンション内覧会に行くと、
売主検査や施工会社の事前検査で指摘の挙がった箇所に、
付箋が残っているケースがあります。
まだ、完了合図である、”レ印”があるものは良いのですが、
せっかく指摘が挙がっているのに
手直しが放置されていることもあります。
本来、売主検査や施工会社の事前検査での指摘事項は、
内覧会前に手直しが完了されているべきですが、
何らかの理由により未済工事ということであれば、
事前に説明してほしいものです。
もし、内覧会の時に、
売主・施工会社が貼った付箋が貼られていたら、
念のため、内覧会シートに改めて記載してもらいましょう!
だって、
もしかしたら、永遠に放置されるかもしれませんから・・・・
さて、マンションの内覧会検査で、
ユニットバスの天井点検口を開け、
水周りと居室の間の壁遮音仕様はどうなっているかと確認すると、
グラスウールが貼られています。
しかし、壁を貫通する設備ダクト周りのグラスウールが貼られていません。
これを、施工会社の立会者に指摘をすると、
「ダクト配管工事のときに外れてしまったんですね。手直しします!」
との回答。
一見して解るこの不具合、
売主・施工会社の事前検査で発見できなかったのだろうか???
「ところで、
LGSの上部ランナーの上にコマがあり5cm程度隙間がありますが、
この部分にはグラスウールを貼らないのですか?
これでは、せっかくの遮音仕様が半減していますよ!」
「さすがですね!
実は、事前の設計監理者検査で指摘が挙がっているんです!」
”さすがですね。”と言われることは悪い気はしないのですが、
設計監理者の指摘事項の手直しが完了していないということであり、
また、付箋が貼られているわけでもなく、
未済工事の説明も無いことに、???です。
これでは、設計監理者の指摘事項が
確実に手直しされるのだろうかと疑問が残ります。
「ということは、ユニットバスの天井裏に入り、
グラスウールを貼ってもらえるということですね!」
と、念を押します。
「ハイ、手直しさせていただきます!」
「他の所帯でも、こういった状況になっていると思いますが、
すべての所帯も手直しをするということでしょうか?」
と、さらに念を押します。
「ハイ、手直しさせていただきます!」
このマンション、
400所帯を優に超える規模。
手直しといっても大変な作業です。
でも、内覧会に立ち会った施工会社の一係員が即答で言い切ったのです。
おそらく、
内覧会で指摘が挙がった場合の想定問答を用意していたのでしょう。。。。
”さすがです!”
でも、事前説明なりをしてほしかったです。
だって、ほとんどのマンション購入者は解らないことなんですから・・・・