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内覧会★同行日記 【施工図どおり だから・・・】

【241時限目】                              author アーキスケット 出口

マンション内覧会で一通りの検査を終え、
ご依頼者と施工会社の立会者に、
私の指摘事項を説明していきます。

すると、この施工会社の立会者、
不明な点や疑問点など、
何を聞いても、”テキパキ、テキパキ”と答えてくれます。

マンション内覧会での施工会社の立会い者で、
建物を造っているのに良く解っていない人、
内覧会の時だけの応援部隊が多いなか、

若いけれど、本当に気持ちがイイ!

もしかして、施工図担当者???

マンションというのは、
当然、設計図があるのですが、
それだけでは建てることはできません。
実際に職人たちに指示ができるような、”施工図”といったものを作成します。

躯体図、建具図、造作図、住設機器図、電気図、給排水衛星設備図、空調設備図・・・
などなど、様々な種類のものがあり、
大規模マンションなんかでは、
何千枚もの数になるんではないでしょうか。

そして、施工図担当者とは、
これらの各種施工図作成の指揮者であり、
”総合図(建築、設備を含めた平面詳細図)”のまとめ役です。


さて、マンション内覧会の指摘事項の説明で、
トイレの扉を開けます。

「このL字型手摺の位置だと、5cm程度タオルが手摺に被ってしまいますね。」

「そうですか?、手摺は奥の壁から1m、タオル掛けは50cmの位置で設定しています。」

位置を明確に記憶しているとは、たいしたものです。

「では、計ってみましょう!」

ということで、スケールを取りだし、
それぞれの位置を確認します。

「確かに、施工図どおりですね。
 でも、タオルが手摺に被ってしまいます。
 では、手摺が1m、タオル掛けが50cmにした根拠は何ですか?」


こういった細かいことまでは設計図に記載されておらず、
施工図担当者が、
色々な取り合いを熟慮し、その位置を決定して、
総合図に反映させていきます。

ということで、総合図に記載されている、
ひとつひとつの線、寸法、記号は、
何らかの理由付けがされたものでなければなりません。

で、この施工会社の立会者(施工図担当者)、
「私のミスです。ご希望があればタオル掛けを移動します。」

後は、マンション購入者の判断に委ねると、
「是非、手直しをお願いします!」

「承知しました!」


施工図はマンションを造るうえで非常に重要です。
特に、”総合図”

この総合図に記載されている内容は緻密です。
それ故に、
ミスだって起きる場合があります。
そもそも、設計図にミスがある場合すらあります。

「施工図どおりだから・・・・」
あるいは、
「設計図どおりだから・・・・」

ということが、必ずしも理由付けになるとは限りません。

しかし、一方で、
ノーミスでマンションを造ることも現実困難です。

一度、この総合図を見せてもらうと、
マンション施工会社の苦労も解るかもしれませんよ。

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2009年05月18日 10:34に投稿されたエントリーのページです。

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