【254時限目】 内覧会同行 アーキスケット 出口
今回は一戸建て住宅の内覧会同行です。
最寄駅でご依頼者ご夫婦とご両親と待ち合わせ、
待ちに待った夢のマイホームに向かいます。
目的の一戸建て住宅の前では、
仲介業者と施工会社の担当者がお待ちかね。
「本日はよろしくお願いいたします!」
とご挨拶します。
すると、施工会社の担当者が、
「お部屋に入る前に、ご説明したいことがあります。」
一体何だろう?
「この玄関ポーチの床石なんですが、
見ての通り石錆びが発生しています。
石は自然のものであり鉄分が含まれていますので仕方のないものです。」
その玄関ポーチの床石を見ると、
これはヒドイ!
石と石の間の目地から錆汁が染み出し、
ポーチの床から階段部分の石目地まで流れ出しています。
確かに花崗岩などには鉄分が僅かながら含まれているものがあり、
石錆びが発生してしまうといったこともよく聞きます。
しかし、何でもかんでも、
『石は自然のものなので仕方がない・・・・』
といった理由を許してしまって良いのでしょうか。。。
自然のものでも不良品であればハネられる(使用しない)べきなのです。
また、施工不良が原因だって考えられます。
石の加工段階で何らかの鉄粉が紛れ込んでいるケースや、
石の施工中、目地の中に釘などの鉄製建材が埋め込まれてしまっているケースです。
「内覧会の前にはクリーニングしなかったんですか?」
とご依頼者。
「2日前にクリーニングはしております。」
「それでもこうなっちゃうんだ・・・・」
「ご入居後、1週間に1度程度はクリーニングしてください。」
「仕方ないんですかねー・・・・、それにしても毎週クリーニング???」
と私の方を振り返ります。
「このポーチで錆びが発生しているのはこの1枚の石だけです。
ここ以外の棟で錆びが発生している石はあるんですか?」
「・・・・・」
ということで、
向こう三軒両隣のポーチの床石の見学会。
しかし、錆びが発生している石は1枚もありません。
で、
「もし、あなたが一戸建て住宅の購入者として、
『毎週、ポーチの床石をクリーニングしてください。』と言われたら
どう思いますか?」
「・・・・・」
「自然石といっても、度を越える不具合があるのであれば貼り替えるべきでしょう!」
「解りました。貼り替えします。」
当日の感想のご報告(メール)
私たちでは絶対に見つけられない不具合を発見していただき、
とても助かりました。
また、玄関前の石の錆びも出口さんがいなければ、
「そうか、仕方ないのか・・・」
と納得させられていたはずです。
後日、確認会のご報告(電話)
「もしもし、確認会に行ってきたんですが、
ポーチの床石は貼り替えていませんでした。」
「内覧会の時、貼り替えを約束したんですから、強く主張した方が良いですよ!」
再後日のご報告(メール)
先日は玄関の石錆びの件、電話で教えていただきありがとうございました。
先方はできれば清掃又は塗装で済ませたいと考えていたようですので、
とても助かりました。
おかげさまで無事、交換がなされました。