【255時限目】 author アーキスケット 出口
またまた完成済みマンションの内覧会です。
このところ多いですね・・・・・
ご時世でしょうか・・・・・
デベロッパーも大幅値下げしてでも
売れ残りマンションの在庫処分に苦労しています。
いつものように、
ご依頼者と最寄駅で待ち合わせし、
駅から徒歩1分の再開発超高層マンションまで向かいます。
売主営業担当者にお部屋に案内してもらい、
「検査が終了したら販売事務所へ来てください。」
と、
『後は勝手に検査して!』
というスタンスです。
完成済みマンションでは仕方がない(?)。
後は、私とご依頼者で検査をスタートします。
すると、
出るは出るは指摘のオンパレード。
今回はその中のひとつをご紹介です。
お部屋の中央部に配置計画されている洋室の壁に
クーラースリーブが取り付けられています。
そして、その蓋を回転させ取り外すと、
先行冷媒配管やドレーンパイプが見えません。
ということは、どこかに点検口がなければなりません。
ということで、この洋室の隣にあるおトイレへ。
すると、何と600角の点検口が、”でーん”と壁に取り付けられています。
この点検口はクーラーの冷媒配管やドレーン配管の作業をするためのものなのですが、
せめて450角程度の点検口でも良いのでは・・・・
パイプシャフトの中の作業性が悪いのかなあー?
と600角の点検口を開けてみます。
で、開けてビックリ!
正面に見える(作業性は悪くない。)
クーラースリーブ周りの壁プラスターボードが
洋室側から拳骨でぶち抜いたようにボロボロになっています。
通常、クロスを貼る前に、
ホールソーといった道具で
プラスターボードに丸い穴を綺麗に開けます。
まさか拳骨でぶち抜いていることはないはずですが・・・・
それほど酷い!
改めて洋室側からクーラースリーブ周りのクロスの仕上がり具合を見ると、
一見してはこのボロボロ状況は解りません。
しかし、クーラースリーブ周りを指で押して見ると壁が動きます。
もし、ここに施工会社の担当者が検査に立ち会っていれば、
赤面してしまうこと請け合いです。
こんなことでは、
点検口内部の
施工会社の自主検査や売主検査をしていないことが明らかです。
それとも、
マンション購入者は点検口の中までは見ないからいいや!
ということなのでしょうか?
手直しをするには、
洋室側のクロスを剥がし、
プラスターボードを貼り替え、
改めてカットソーでクーラースリーブの穴を開け、
クロスを貼り、
クーラースリーブを取り付けなければなりません。
売主営業担当者は、
「建築担当者に伝えます。。。」
と言うだけに留まります。
まさか、「現状引き渡しです。」
なんて回答は無いと思いますが・・・・