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内覧会★同行日記 【L字溝切り下げ逆転現象】

【265時限目】                              author アーキスケット 出口

この暑い時期、
最寄駅から徒歩15分ほどの一戸建て住宅の内覧会に向かいます。
検査道具の入った重たいキャリーケースを
コロコロ、コロコロ・・・
バス通りの狭い歩道を引っ張って行きます。

この歩道、まっ平らと思いきや、
道路との段差が20cmで、
家ごとに歩道切り下げがされているので結構凸凹。
チョット気を抜くと、
キャリーケースが倒れそうになることもあるのです。

で、ようやく目的の一戸建て住宅に到着。
タオルで汗を拭きながらご依頼者を待ちます。

この間、
建物外観、外構の仕上がり具合などを何気なくチェック。

すると、
駐車スペースの乗り入れのL字溝の切り下げがされておらず10cmの段差です。

駐車スペースの横は植栽のスペースなのですが、
フェンスなどは何もなく、
L字溝の高さに合わせて土が盛られています。

で、こちらのL字溝、
切り下げ用の高さ5cmのものが使われています。

これじゃー、
L字溝切り下げの逆転現象!

しばらくすると、
売主担当者、一戸建て住宅内覧会同行のご依頼者が到着。
早速、売主担当者に尋ねます。

「このL字溝の切り下げは、駐車スペース入り口と植栽部分で反対ではないでしょうか?」

「このL字溝は既存のものですし市の所有のものです。当社はいじっていません。」

「でも、通常は新築に合わせてL字溝のやり替え申請をするのではないでしょうか?」

「この地域だと、申請してから3か月から6か月かかります。
 当社では新築の工期が短いのを売りにしているので対応していません。」

確かに、確認申請・許可から3か月で建物が完成しています。
でも、優先順位が違うんじゃない???

「ここから見える範囲の他のお宅はすべてL字溝が切り下げられていますよ。」

「他はどうか知りませんが、当社では全ての物件でL字溝切り下げはしていません!」

ここで、一戸建て住宅内覧会同行のご依頼者から、
「今からL字溝切り下げの申請しては遅いのでしょうか?」

「申請はいつでも出来ますが、
 駐車スペースの土間コンクリートが高いL字溝に合わせているので、
 土間コンクリートのやり替えも必要になってきてしまいます。」

「当社では、現況でのお引渡しです。
 ホームセンターなんかで売っている乗り入れブロックを使われればいかがでしょうか。」

「そうするしかないんですかねえー。。。。」


一戸建て住宅の図面では、
L字溝の切り下げまでは記載されていないことがほとんどです。
このようなケースだけには限りませんが、

住宅購入者は、図面に記載されていないことは、

”当然、こういうふうになるんだろうなあー。。。”

と売主の常識を信頼しています。

しかし、実際出来上がったものを見て、

”思っていたものと違うじゃないかあー!!!”

と不満のやり場の無いことに悔しい思いをするケースが多々あります。
売主には、常識ある施工をしてほしいものです!

でも、常識って何???
永遠のテーマのような気がします。。。。

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2009年08月14日 10:01に投稿されたエントリーのページです。

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