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内覧会同行ブログ 【ドレーン排水2重溝】

【274時限目】                           内覧会同行 アーキスケット 出口

マンション内覧会同行で、
ご依頼者と施工会社の立会者とともにエレベーターを降ります。

正面にはご依頼者のお部屋、
左側には屋外階段、
右側にはT字型の共用廊下が続きます。

このエレベーターホール床の水勾配は複雑だよなあー。。。

見た目の感覚では、どうも水勾配が確保出来ているのか、チョット怪しい。。。

お部屋の内覧会検査が終わったら、レーザーレベルで水勾配を確認しよっと。。。


そして、ひととおりのお部屋の内覧会検査が終わって、
レーザーレベルを抱えエレベーターホールに出ていきます。

エレベーター扉の前には排水溝がないため、
エレベーターホール、共用廊下、外階段の踊り場がからみあった床の水勾配を、
一層、複雑なものにしています。

クーラーのドレーン排水溝はというと、
廊下からエレベーターの扉へ進み、
そこで直角方向へ右に折れ曲がり、
途中から、”への字”に再び折れ曲がり、
外階段の排水溝へ放流する形状になっていて、
その水勾配の複雑さを物語っています。


レーザーレベルをセットし、
50cm間隔程度でドレーン排水溝にスケールを当てていき、
水勾配が確保されているのか確認していきます。

うーん・・・、なんとも、ビミョー。。。

逆勾配にはなっていないようですが、
ほぼフラットな個所もあり、
『水が本当に流れるのだろうか?』
と、なんとも怪しい。

と、思っていると、
この長尺シートを3cm程度の幅でカットしただけのドレーン排水溝の中に、
幅5mm程度の排水溝があるではありませんか!

これは、
ハンディータイプのダイヤモンドカッターで溝を作った痕跡。

さては、水がうまく流れなかったんだなあー。。。

と、内覧会のプロなら見抜きます。


施工会社の立会者に、

「このドレーン排水は2重溝になっていますね。」

「あっ、ハイ。。。」

「水がうまく流れなかったんですね。」

「実は、水を流してみると、長尺シートの方へ水が広がってしまったんです。」

「これでは、一見して、”水勾配を失敗した!”と解ってしまいますよね。
 溝全体を削り取って少し下げれば良かったんじゃないですかね?」

「売主とも相談したんですが、
 溝を下げると歩行中につまづいてしまう危険もあるので、
 ダイヤモンドカッターで2重溝にしました。。。」

うーん。。。それも一理あります。

となると、根本的な手直しするには、
この広いエレベーターホールや外廊下、階段踊り場の床全体を造り替えるしかありません。
しかも、同じような失敗が合計3フロアーあるとのこと。

でも、それでは”大変!”と、
売主も2重溝で妥協したのでしょう。


今後、ここを通る人達に、
「このドレーン排水溝は水勾配を失敗しているぞ!
 どこの施工会社だったっけ?」

なんて思わせるような失敗作が、
半永久的に披露されることになりました。

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2009年09月17日 09:50に投稿されたエントリーのページです。

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