【284時限目】 author アーキスケット 出口
「もしもし、マンション内覧会同行の依頼をキャンセルしたいんですが・・・・」
えっ・・・と思いつつも、
「1ヵ月以上も先の予定ですので良いですよ!」と答えます。
「で、話は変わりますが、
間取り変更についてアドバイスしてもらいたいのですが・・・・」
「何かあったんですか?」
ということで、
マンション近くのファミレスで図面を広げながら話を伺います。
「マンション内覧会前なのですが、
お部屋を見せていただいた時、リビングダイニングが、
”思っていた以上に狭い!”
と感じました。。。」
内覧会同行をしていると、
この、”思っていた以上に狭い!”といった感想を持たれる方が
なんと多いことか。。。
通常、お部屋の平米面積に0.3025を掛けた数値が坪数で、
坪数に2を掛けた数値が畳の数となります。
数値的なものは間違いないと思いますが、
お部屋の形状や家具の有無によって、
やはり、感覚的に皆さんそう思ってしまうみたいです。
でも、今回は・・・・
「で、お部屋をよくよく見ると、
和室の間仕切りの位置が45cmズレているんです。
それまでは、売主も全く気づいていなかったみたいです。」
「もともとはメニュープランで、
和室6畳を4.5畳に変更しリビングダイニングを広げたんですよね!
だったら、間仕切りを90cm移動するのが正解ですね。」
墨出し間違いなのだろうか?
よく、スケールの当て方の理由で、
10cmズレてしまったという間違いがあるのですが、
45cmといった中途半端な数値の間違いはなんなんだろう?
どうやら、他のお部屋でも間違いがあったらしく、
墨出し間違いではないらしい。
施工図の間違いだ!
「で、売主も、『直します。』ということなんですが、
リビングダイニングが10.5畳ではやっぱり狭いので、
この際、和室をなくしてしまおうと思っています。」
「売主が了解するかどうか解りませんよ。」
「対応してくれるそうです!!!」
で、間取り変更のご相談。
和室を無くし、リビングダイニングを広くした平面詳細図まで用意されています。
しかし、
ただ単純に部屋を広げただけではいけません。
お部屋の使い方や家具の配置を考え、
細かいところの確認や変更をしなければならないのです。
・照明器具の位置変更
・マルチメディアコンセントの位置変更
・和室だった時の襖を引き戸にする仕様変更
・和室にあったアルミサッシ額縁の仕様変更
・木製建具の開き勝手の変更
・物入れの位置の変更
などなどをアドバイス。
しかし、この中には、
無償では変更してもらえないだろうな?
といったアドバイスもあります。
この辺は、重々説明し、
交渉戦略(秘密)も練りに練ってアドバイス。
全部が全部、無償を主張するのは不当かもしれませんが、
売主には出来るだけ対応してもらいたいものです。
だって、和室を造り直すより、リビングダイニングを広げる方が
安く、早く手直し出来るはずですから。。。
ご依頼者には、
多少有償なものがあっても変更することをお勧めします。
だって、後悔しそうだったリビングダイニングの狭さを
広くすることが出来るんですから。。。
あとは交渉次第!