内覧会★同行日記 【ユニクロマンション】
【291時限目】 author アーキスケット 出口
ここは東京都との埼玉県の県境い近くのマンションです。
最寄駅までは少々歩くものの徒歩圏内、
都心までは30分程度の立地です。
マンション内覧会のご依頼者とともに、
玄関に入ると、
”広い!”
と、感じます。
平面計画はごくありふれた紋切り型の間取りなのですが、
玄関・廊下の幅が1.4m。
一般的な90cmと比較すれば1.5倍もの幅があります。
と、ところがです、
下足入れが無いのです。
「このマンションは下足入れは付かないのですか?」
と、ご依頼者に尋ねると、
「そういった仕様なんです。」
「下足入れ分広いだけなんですね。。。」
続いてリビングダイニングに入ると、
「このマンションのキッチンは吊戸棚も付かない仕様なんです。」
と、ご依頼者が説明してくれます。
お部屋を見渡し、
「このリビングタイニングや洋室は今時めずらしいソフト巾木なんですね。」
と、ご依頼者に言うと、
「そうなんですよ!
この前、たまたまこのマンションの雑誌取材があり、
私たちが取材を受けたんですけど、
その時、取材の方が、
『このマンションは、”ユニクロマンション”ですね!』
なんて言ってました!」
うまい表現だなあー!!!
と感心しつつ、
改めてお部屋やテラスを見ると、
外壁はほとんどがタイルと比べれば安上がりな吹き付け塗装。
カーテンレールはオプション対応などなど、
建設費を安くするために、
徹底的に削れるものは削っている印象で、
今話題の”事業仕訳け”を連想してしまいます。
「ところで、このお部屋はいくらだったんですか?」
「80平米を超える広さなのに2900万円だったんです!」
「それは安いですね!
その価格はクレヨンしんちゃんの街(私の学生時代のいた街)
あたりの相場かもしれませんね。」
最近のマンションは、
年々グレードアップや新しい仕様などが備えられ完成度が高いものが多くなり、
それなりに値段も高いのが主流でした。
これからは、マンション業界でのユニクロ的発想も、
ひとつの考え方かもしれません。
しかし!!!
内覧会検査では、
売主・施工会社の立会いもなく、
検査後の内覧会場で、
「指摘はクロスのキズ程度ですかねえー。」
と、指摘事項記載表に目も通さず終了させようとした
ユニクロ的発想には賛成は出来ませんよ!!!