【312時限目】 内覧会同行 アーキスケット 出口
マンション内覧会の直前に、
【お詫びと訂正】
といったものが送付されてくる場合があります。
お役所からの指導による変更や
安全面や使い勝手の改善なら良いのですが、
中には、
どうして変更されたのか?
理由に納得がいかない内容もあるのです。
しかし、今回は、
マンション内覧会の直前ではなく、終了後に、
この【お詫びと訂正】が送付されてきます。
その経緯とは・・・・
マンション内覧会で、
お部屋を検査していると、
パウダールームと寝室の間仕切り壁が遮音壁になっていません。
パンフレットではボード2枚貼りなのに実際は1枚貼り。
このことも含め検査での指摘事項を
施工会社の立会い者に説明していきます。
「内覧会場で確認し説明いたします。」
で、ご依頼者ともども内覧会場へ。
すると、
施工会社の現場責任者、補佐役1、補佐役2、設計者、売主担当者がお出迎え。
そして、内覧会に来ていた周りのマンション購入者からは、
「一体何事?」といった眼差しの集中砲火。
このプレッシャーにめげず、
「パンフレットの遮音仕様と違っていますね。」
「今、施工図を用意していますのでお待ちください。」
しばらくすると、
若手係員が施工図を事務所から持ってきます。
補佐役1.
「施工図ではボード1枚貼りとなっていますね。」
「ということは、遮音仕様がパンフレットと施工図で異なっているということですね。」
責任者
「施工図が仕様です!!!」
施工図が仕様???
「そんなこと聞いたことがありませんよ!!!」
ここで、補佐役1.がうまいタイミングで模範解答。
「売主とも協議・検討して後日回答を出します。」
「そうですね。施工図でボード1枚貼りとなっているということは、
このお部屋だけではなく、他のお部屋でも共通することですからね!」
と、
『このお部屋だけの対応じゃ済まされませんよね!』
ということを言葉に匂わせます。
後日、売主名で書類が送付されてきます。
【パンフレット誤表記についてのお詫びと訂正】
この度、パンフレットにおきまして記載ミスが判明いたしました。
つきましては、
深くお詫びを申し上げるとともに下記のとおり訂正させていただきます。
尚、実際の建物につきましては設計図書に基づき、
正しく施工されていることを確認しております。
お客様に対し誤解を与えましたことを真摯に受け止め、
ご希望される場合、
お引き渡し期日までに下記のとおり変更工事をさせていただきます。
訂正表記 : 遮音間仕切りにする部屋の対象でパウダールームを削除
変更工事 : 既存ボードを撤去しグラスウール充填+鉛シート裏打ちボード貼り
この【お詫び訂正】を見て
『パンフレットに記載ミス・・・・設計図書に基づき正しく施工・・・・。』
今度は、「設計図が仕様だ!」
と言っているようなもの。
マンション購入者は何を信用すれば良いのだろうか!?
『ご希望される場合・・・・・。』
500所帯を超える大規模マンション、
少しでも被害を最小限に留める戦略か!?
『変更工事の内容・・・・・。』
元の仕様であるボード2枚貼りとするのではなく、
グラスウール充填+鉛裏打ちボード貼りとするのは、
壁下地のLGSの移動といった
大きな手直し工事を避けるための苦肉の方策!?
後は、マンション購入者の判断にお任せします。
ちなみに、マンション内覧会同行のご依頼者は、
「変更工事を希望します!」
【お詫びと訂正】には、
色々な裏事情があるのでご注意を!